たのしい3ds Max -わくわく建築CG-

とりあえず制作してみる ③フィジカルマテリアル、フィジカルカメラの調整

(オブジェクトに色をつけて、ベストな構図にします)

半光沢やマットの質感のマテリアルを、プリセットの中から選択し色を変更。パースビューを見ながらカメラを修正するやり方をご紹介します。




たのしい3ds Max -わくわく建築CG-、とりあえず制作してみるの3回目は 、フィジカルマテリアルとフィジカルカメラの調整になります。
チョコレートを移動して綺麗な構造を作ってみたいと思います。
操作方法で説明が足りない場合は、やさしい3ds Max -はじめての建築CG-の方も合わせてご覧ください。

では今日の内容を先に説明します。
今チョコレートに色がついておりますよね。
こんな風にマテリアルを貼りたいと思います。
あとピスタチオを足しておきました。
作り方としましてはラインを押し出ししてポリゴン編集にしました。
下にありますビターチョコの方と作り方は一緒になります。

それではモデリングで作ったオブジェクトに色をつけたいと思います。
ショートカットキーはMでマテリアルエディターのボタンは上のこのボタンになります。
するとこちらのダイヤルボックスが開きまして、スレートマテリアルエディターというものです。
で、マテリアル一般の中からフィジカルマテリアルというものを、ビュー1の方にドラッグしてください。
そして球をダブルクリックするとこのように大きくなります。

まずティーポットから色をつけてみましょう。
では、ティーポットを選択します。
そしてマテリアルエディターの4番目のところ、こちら、マテリアルを割り当てボタンを押します。
もしくはこの点からウニョウニョって行って、ぺこって行って色をつけます。

今回は省きますが名前をつけることができます。
この赤枠のところですね、そしてプリセットといって、もうすでにできてる素材があります。
そうですね、プラスチックではないんですけど、光沢プラスチックというのを選んでみました。

今度はチョコレートのマテリアルです。
ビュー1のところに2つ作りたいので、マウスのホイールでくるくるっと小さくしてください。
そして新しく作るよりもコピーの方がおすすめなので、シフトを押しながら隣に移動します。
そうするとマテリアルができました。
そして通常なら名前をつけるんですけど、今回もちょっと省きまして、プリセットの中からチョコはそうですね、半光沢ペイントというのにしてみます。
基本パラメーターのところにベースカラーですね、こちら初期設定はこういったちょっと青紫っぽい色になっております。
それをもし私と一緒にするんであれば、えっとですね、色相に20と、そして彩度に155、明度に145と入れてください。
ミルクチョコレートをイメージしました。

ではこのマテリアルを、まあるいトリュフチョコレートに割り当てたいと思います。
上から4つ目のボタンですね、割り当てます。
そしてもう一つも同じのにしてみましょうか、このやり方でペタッとつけてください。
別の色も作りたいのでシフトを押しながらコピーします。
そして見てもらいたいんですけども、割り当てられてるのはこの四隅がついてるんですね。
今新しく作ったのはついていません。
ではビターチョコのちょっと苦そうな色味にしてみたいので、えっとですね、17、125、110というふうに私は設定しました。
少し濃いめの色ですね。

あらかじめ作っておきましたマテリアルを見てください。
ハートのチョコをクリックしますと名前もちゃんとつけてますよ。
赤はこちらの色になります。
もし同じのが良かったらぜひ一緒にしてみてください。
全部チョコレートは半光沢のものをコピーして作っております。

それではテーブルですね、このマテリアルはちょっと変えましたので見てもらいたいんですけども、プリセットの中から下の方に行きまして、マットゴールドというのにしました。
最後はこのギザギザのチョコカップなんですけど、例えばこのスポイトでチュッと吸い取ると、どのマテリアルか、角っこが白くなるので、こういう調べ方もできます。
でこのプリセットは何を使ったかといいますと、マットペイントというものにしてます。
そしてベースのカラーを変えました。
何色にしたかといいますと、クリックしますのでまたもしよかったら同じにしてください。

マテリアルが全部貼られましたので、ここからはカメラの修正をやりたいと思います。
このカメラがベストアングルなんて方は、例えばチョコレートだけを移動とかもいいかもしれないですね。
カメラを修正したい方は、まずカメラビューであることと、この右下のボタンですね、まずはじゃあオートビックカメラという部分を触ってみます。
ターゲットを中心にカメラが動きます。
次に上のボタンを押しました。
カメラを回転、ロールカメラですね、これはあまり私は使わないです。
隣行ってパースです、こちらはフロントビュー見ると、カメラがビューからいなくなるのがわかるかと思います。
はい、次はズームになるんですけど、色々とありまして、この上の方のターゲットをドーリーというやつだと、ターゲットだけがカメラの方に向かったり離れたりします。
はい次はパンですね、はい、でトラックカメラ平行移動というのがあります。

カメラを選択して修正パネルの方でもできるのですが、今回はとりあえず、ですのでぜひ右下の方でやってみてください。
そして私が決めた構図はこちらになります。
赤のチョコレートは手前に持ってきて、中心ではなくちょっと外してます。

たのしい3ds Max -わくわく建築CG-をご覧いただきありがとうございました。

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高畑 真澄

高畑 真澄

CGデザイナー、VisualCreator。パース会社での勤務を経て独立。2017年建築ビジュアライゼーション業界への貢献を目的に教育活動をスタート。「世界で一番やさしい3ds Max建築CGパースの教科書」執筆。

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