たのしい3ds Max -わくわく建築CG-

外観パースを完成させる Arnold編 ①建物を素敵に魅せる外光 その1

(全てのオブジェクトを白いマテリアルに、サンポジショナ)

サンポジショナの太陽を手動で操作し、白マテリアルの建物に落ちる影を確認します。




たのしい3ds Max -わくわく建築CG-外観パースを完成させるの1回目は建物を素敵に魅せる外光です。

この「魅せる」というのはあえて魅力的の「魅」を使いました。
そしてこのお話、やさしい3ds Maxの方でも話していますので、こちらも合わせてご覧ください。

外観のライティングと背景 01:太陽光を配置する(サンポジショナ・ターゲット指向性・VRaySun)
https://area.autodesk.jp/movie/3ds-max-architecture/18.html

外観のライティングと背景 02:太陽の高さと建物に影響する影について(おすすめの影の入れ方・ライトのON/OFF)
https://area.autodesk.jp/movie/3ds-max-architecture/19.html


外観のライティングと背景 03:バックグランドの設定(カラーと環境マップ・グラデーション・VRaySky)
https://area.autodesk.jp/movie/3ds-max-architecture/20.html


外観の建物を素敵に魅せるには光と影の演出で、このデコボコ感というメリハリを出すんですね。
いろんな方法があるんですけども、今回はサンポジショナの対応でやってみたいと思います。

それではMaxのデータ見てみます。
こちら外観でモデリングができていまして、カメラが置いてあります。

正面からのパースをレンダリングするんですけども、レンダリングは今回Arnold レンダラです。
そして「出力サイズ」ですね、こちらは「カスタム」にして変更してみたいと思います。
今回はちょっと横長にしたいので、そうですね、テストレンダリングなので800x500という風に入れます。

はい、今聞きました?
私テストレンダリングって言ったんですけど、このテストレンダリング、このまんまレンダリングボタンを押してしまいますと、赤とか、赤はないか、ピンクとか黄色とかオレンジとか、こういったものがレンダリングされてしまいますよね。
そうすると目がチカチカして、こう1番見たい建物のメリハリよりも別のところに意識がいってしまいます。
ですので白いマテリアルにしたいと思います。
「レンダリング設定」の「Diagnostics」、その中の「Feature Overrides」の下の方ですね、「Shader Override」。
そこの「マテリアルなし」のボタンを押してください。
その後は「フィジカルマテリアル」を選んで「OK」 です。
このたった1個のフィジカルマテリアルで全部レンダリングすることができるんですね。

そのたった1個なのでちょっと調整してみたいと思います。
「インスタンス」で「スレート マテリアル エディタ」の方に持ってきてください。
このフィジカルマテリアルって今の状態だと少し反射してるんですね。
ですのでちょっとマットな状態、プリセットの中から選んで、この紫色をサイドを落として白に近い色にしておきます。

それでは本当に白いマテリアルになってるかどうか試してみたいと思います。
Arnold レンダーの設定はそのままで、では出力サイズをすごくちっちゃくしちゃいましょうか。
テストレンダリングなので300にして「レンダリング」ボタンを押してみます。

ドキドキドキドキ

はい、先ほどの白いマテリアルでレンダリングができました。

では実際に太陽を入れてみたいと思います。
さっきペロっとしてたからのっぺりしないようにメリハリを出すためです。
そして落ちる影を見たいので、平面でまず地面を入れておきますね。
この地面に建物の落ちる影が見たいですね。
それでは新規レイヤーでサンという風に太陽を入れときます。
そして作成パネルです。
「ライト」の「フォトメトリック」の中から「サンポジショナ」をクリックします。
そしてトップビューで、まず方位ですね、北はどっちにするのかというところで入れてみます。

今方位が大きいんですけども、これは後からちっちゃくできるので大丈夫です。
修正パネルに行ってこの半径の数値を小さすれば大丈夫です。
あ、よかった、よかった。
ギリギリ北っていう字も見えてきましたね。
はい。

では、えっと、ここでですね太陽の高さだとか、向きとか色々といじりたいんですけども、まずはこれがどんな感じか見てみたいと思います。
「レンダリング設定」を開きます。
テストレンダリングなのでこのまま小さい画像でArnold レンダーのところも特にいじらずレンダリングします。
はい、今がこんな感じですね。
あ、なかなかいい。
1発でやった割にはいい影ができたと思います。

いい影とはどういう意味で言ってるか知りたいですよね。
それは見比べると分かります。
太陽の入ってくる外光、こちらをじゃ、いくつかやってみますね。
まずは修正パネルで変更の仕方です。
サンポジショナの中に太陽が入ってます。
そしてこの赤く選択して今回はちょっと低くしてみました。
そして南西から当ててます。
これをレンダリングしてみます。
建物の左の方から入ってくるという差し込む光ですね。

それでは3つほど作りましたので見比べてみたいと思います。
太陽の位置・高さ・差し込む光によって落ちる影。
これはいまいちなんですよね。
こっちはまあまあかな。
と偉そうに呟いてみましたけど、どれも別に間違ってるわけではないんですね。
ただ美しく見せるというポイントとしては今赤丸で囲ったのはちゃんと日差しがこう出てるっていうのが影のさ深さで分かりますね。
そして右に落ちてることで邪魔してないんですね。
今赤丸で囲ったところは手すりと影が一直線上になっています。
3つ目は太陽が低くて左に落ちてる影になります。
ひさしはデッキの形状が分かって悪くはないないんですけども、模様に見えてしまうというのがありますね、影が。
その点最初に紹介した太陽の方がシンプルで綺麗かなと私は思ってます。
今は白いマテリアルで比べてみましたが、これが外壁の素材がついたり、またはプレゼンによって夕景とか演出が変わってくると思いますので、それに合わせてください。
では今回はひさしが出てるのが分かるような外光にして決定したいと思います。

たのしい3ds Max -わくわく建築CG-をご覧いただきありがとうございました。

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高畑 真澄

高畑 真澄

CGデザイナー、VisualCreator。パース会社での勤務を経て独立。2017年建築ビジュアライゼーション業界への貢献を目的に教育活動をスタート。「世界で一番やさしい3ds Max建築CGパースの教科書」執筆。

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