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たのしい3ds Max -わくわく建築CG-
内観パースを完成させる Arnold編 ②インテリアを素敵に魅せるライティング
(Arnold Light Quad、Disk、Spotなどの調整方法)
Arnold Lightの配置方法と、おすすめのライティングの順番をご紹介します。
たのしい3ds Max -わくわく建築CG-、内観パースを完成させる、の2回目はインテリアを素敵に魅せるライティングです。
このライティングはとても楽しくて、だけどもとっても難しいという部分になります。
今回このリビングを、視聴者の方が作ってくれたので、私のと見比べてみます。
左の画像は全体的に明るいですね、その点右はちょっとメリハリを意識しております。
ではArnoldのライトを置いてきたいと思いますので、まずは新規のレイヤーを作ります。
この中にライトを入れてきますね、そして「作成パネル」の中から「light」、次に「Arnold」、「オブジェクトタイプ」は「Arnold Light」のこのボタンを押します。
タイプは色々と選べますよ。
「Shape」の中のタイプこちらですね、「Quad」ライトのところプルダウンすると、ポイントとかスポットとかあります。
では1番上のQuadライトでライトの配置をしていきます。
まずは、トップビューですね、このダウンライトの下に置いてみたいと思いますので、ワンクリックで配置します。
そして「Targeted」にチェックを入れます。
15mmになります。
デフォルトの値がとても短ですね、ですので、どっちの方向にライトが行ってるかも分かりにくいので、ここはじゃあ1500という数字を入れてみました。
これで分かりやすくなりましたので、ではダウンライトのそばに移動してみます。
フロントビューで上の方向、Y軸の方向に向かってビューをアップしながら移動しました。
はい、もうちょっと移動しようかな、はい、上ですね、はい、こんな感じに配置しました。
そしてもう少し修正したいので、修正パネル、「Quad X」と「Quad Y」という値がありまして、こちらもちょっと見てもらうと分かるように、デフォルトの値がすごく小さいです、24mm、ここをじゃあ500mmという風に入れてみます。
するとどういった光を出してるかというのかが分かったかと思います。
はい、こちらの平面のライトになります。
この平面をそうですね、「Disc」という感じで円形もできるので、で、今の仕組みで分かったように最初のデフォルトが小さいから、はい5mmですね、はいじゃここも同じように500にしてみますね。
これで分かりやすくなったかと思います。
あとは光の強さ、明るさとかですね。
それをどんな風なのか、レンダリングする前にちょっと値を見ていきたいんですけど、ちょっと難しいんですね。
この「Intensity」と「Exposure」というところで明るさを調整します。
このデフォルトはIntensityが1.0でExposureが7.0になります。
それでは、現状レンダリングしてみます。
はい、気づきますかね、今ライトが、キッチンの扉のところですね、こちらにあの丸く反射しております。
こういったものが反射したくないなって時、「Specular」ってところが1.0だったので、全くなしの0にしてみました。
それをじゃ確かめるレンダリングをもう1回してみます。
はい、なくなりましたね。
あとはライトの色味ですね、例えば温かい色にしたい場合は6500の数値を下げます。
じゃ今回は4500というちょっと黄色っぽい光にして、もう1回レンダリングしますか。
あちょっとライトも弱めましょうね。
じゃあ「Exposure」の数値を7.0から5.0にしてみます。
するとこの下ですね、「Res.Intensity」の数値が先ほどより小さくなりました。
ではレンダリングします。
お、ちょっとムーディーな感じですね。
それではIntensityについてもう少し詳しく説明します。
今こちらは同じ明るさのリビングの画像になります。
注目して欲しいのはこのRes.Intensity、これは計算式によって出た数値になります。
見比べるとIntensityとExposureの値は違いますよね。
じゃあもう難しい計算式をキュルキュルキュルって省いちゃいます。
それで結果が一緒になれば大丈夫なんですね。
ですので右の方見てもらうと、Intensityが32でExposureが0になってます。
この方法が直感的に明るさが分かるという方はそちらでもいいかもしれません。
では実際にちょっと数値を入れてみます。
Res.Intensityが32になっておりまして、ではIntensityに32と入れて、Exposureに0と入れます。
すると先ほどの数値になりました。
で、Exposureの数値は実は32は入らないんですね、最高で16という数値になります。
ここまで分かればお茶の子さいさいですね。
今のダウンライトに名前をつけてコピーしたりインスタンスしたり、あとは、ライトだけを選択したい時、ここ便利ですよ、全てのところをライトにすると、他のものが選べません。
では今回私はインスタンスにして配置します。
あとはですね、ダイニングテーブルの上、ペンダントライトの中にライトを入れたいと思います。
タイプは「Point」ライト、こちらトップビューでもフロントビューでもどちらでも大丈夫です。
移動して真ん中に置いてみましょうかね。
で玉が大きいのでこちらは小さくします。
じゃ今回100と入れました。
あとは色味だったり明るさを調節します。
はい、ライトのことが分かりましたら今度は魅せ方です。
どんな風にインテリアに配置したらいいかっていうところですね。
なんとですね、今室内にライトを置いたんですけども、もし外光の光があったら先に外光の光をやってください。
その後に中のライトを入れてく感じになります。
それでは配置したライトを、今レイヤーオフにしてる状態で説明しますね。
「レンダリング」の「環境」です。
こちら開きましてどんなのが貼られてるかスレートマテリアルエディターでご説明します。
こちらはHDRIです。
あらかじめ3ds Maxに埋め込まれてる状態でmapsの中のHDRI、分かりやすいようにHDRIの隣にtif画像も用意しておきました。
今回はこちらのHDRを使用しています。
そして空の青さがインテリアに影響しないように、Color Correction で少し彩度を落としております。
これを環境と効果にインスタンスをしています。
それでは室内のライトをオフの状態でレンダリングをしてみます。
窓のところから差し込む光が入ってきています。
この状態で、天井にはダウンライトがついておりまして、もう少し演出がしたいですよね。
そんな風にして環境を決めてから中のライトをつけていきます。
例えばこちらアートを照らすライトは壁際の方なので、スポットライトがおすすめになります。
ではスポットライトのみオンにして、レンダリングをかけます。
はい、今回はこんな感じで演出したいと思います。
で今のスポットライトどんな値をどんな風に作ったかをティーポットで説明します。
こちら初期設定でして、また数値が小さくなっておりますこの円の部分ですね、こちらを200としました。
そして角度の部分です、ちょっと大きく分かりやすいように90に変えます。
で、この中の角度ですね、こちらを変えることができて内側に今5°入ってるんですけど、じゃちょっと分かりやすく30と入れてみます。
はい、薄い黄色いライン見えますか?
で今回はちょっとぴったりにしました。
90にして、そして1番下のところ、丸みの部分ですね、こちらは1のままでもいいんですけど、ちょっと0.9にしておきます。
あとは、光の温度の部分を4500と入れました。
最後にライトを全部オンにしたいんですけども、1つ1つやるよりは「ツール」の中の「ライトリスト」、こちらがとても便利です。
ライトに名前をつけておくと、とてもわかやすいですよ。
では全部オンにしてレンダリングします。
はい、私のライティングはこんな感じで決めました。
素敵なインテリアを魅せられるようにライティング頑張ってみてくださいね。
たのしい3ds Max -わくわく建築CG-をご覧いただきありがとうございました。
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*上記価格は年間契約の場合の1ヶ月あたりのオートデスク希望小売価格(税込)です。