映画・TV
映画・TV業界におけるトレンドと求められる人材
映像を観る環境が近年大きく変化をしていることを皆さん認識されていますか?映画館からはほぼフィルム上映が消えデジタル上映に、テレビからはブラウン管が消え液晶デジタルになり、そしてネット配信へと変貌を遂げています。また映像のアウトプットの解像度もSDからHD、4K、そして8Kへ...と大きく変化し続けています。これらの変化は今後も継続的におこなわれ、消費され、そして次の新たな展開を求められていくことでしょう。
映像は観る環境(アウトプット)によって受ける印象が変わります。アウトプットというのは、例えば画面サイズや色数です。受け手は「日常の中の非日常」を求めるもので、つくり手としては時には繊細で、時にはダイナミックに表現しなければなりません。そのためにはアウトプットを考えて制作の流れ(フロー)考えなければならないのです。
ただし、それも、学生やインディーズが手弁当で制作する映画なのか、数百万円の予算で制作するウェブムービーなのか、上限が1千万円からの低予算映画なのか、それとも4〜5千万円の中規模映画なのか、もしくは軽く億を超えている普通から大規模な映画なのかによっても大きく変わるでしょう。
トレンド
最近、映画館に人が戻って来たと聞くことがあります。ファミリー層を中心に?いえ、若い人たち、特に10代を中心として、映画館に足を運ぶ人が増えているそうです。NTTコム リサーチが2016年におこなった「第5回「映画館での映画鑑賞」に関する調査」によれば、鑑賞率として最も高かった世代は男女共に10代で、男性は55.7%、女性は62.0%を占めており、特に男性10代については過去4回調査の中で最も高い鑑賞率だそうです。また10代が観ている映画のジャンルについては、男性10代で「邦画アニメ」、女性10代で「邦画実写」の人気が特に高く、他世代には見られないそうです。
出典(「NTTコム リサーチ」http://research.nttcoms.com/database/data/002025/)
映像制作の現場で「求められる人材」とは?
映像制作の現場で働きたいと願っているのであれば、最低限度のデジタルスキルは習得しておきましょう!なぜなら、昨今の映像制作にデジタルツールを用いないことなどほとんどないからです。
映画・テレビ・CMといった映像制作の現場を問わず、デジタルツールは使いこなせるのは当たり前。求められる人材のスキルは現場での円滑なコミュニケーション能力、流れを的確に把握し対応する力、そして自分自身に時間もお金も投資できるかが重要です!
とはいえ、そんなパーフェクトな人は稀だろうし、この内のどれかひとつが輝いていれば現場でも充分にやっていけるでしょう。
ただ、制作現場で一番大切なことの一つはスタッフと「同じ釜の飯を食う」です!これだけは覚えておいて損はないと思います!実はこれが「コミュニケーション」の基本を端的に表す言葉なのです。特にデジタル化が進んでいる制作現場としては、日々変化する作業状況や情報共有といった「コミュニケーション」がスタッフ間では重要視されています。
Text by Takao Kido, GIGAON Co.,Ltd
WHY 3DCG? 〜3DCGが支えるコンテンツ制作の現場〜
Film & TV 業界編
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