たのしい3ds Max -わくわく建築CG-

とりあえず制作してみる ②面取り、押し出し、ポリゴン編集、シェル

(4つのチョコレートを様々なやり方で作ってみます)

修正パネルのモディファイヤセットをボタンにして設定。 分離ツールを使用しながら、様々なビューでモデリングの操作方法をご説明します。




楽しい3ds Max-わくわく建築CG-、とりあえず制作してみるの2回目は、モデリングで面取りや押し出し、ポリゴン編集にする、などで4つのチョコレートを作ってみたいと思います。
細かい操作方法は簡単な説明になってしまいますので、より詳しく知りたい方はやさしい3ds Max -はじめての建築CG-の方も合わせてご覧ください。

それでは始めたいと思います。
4個のチョコレートを作りますので今回はちょっと大急ぎになります。

まずはティーポットの手前にチョコレートを作るというイメージをしてください。
そしてカメラは使わないのでレイヤーで目の表示をオフにします。
そしてチョコレートというレイヤーを作っておきました。
あらかじめラインも作っておきました。

モデリングを始める前に便利なツールを紹介します。
画面の一番下の真ん中ですね、分離ツールを押しますと選択しているものだけが表示されます。
レイヤーの表示・非表示をしなくていいのでとても便利です。

気になるこのハートはラインツールで作りました。
頂点を打って、てんてんてんで結びます。
そして最後には修正パネルで綺麗に整えるという感じになります。

ではちょっと削除して、あらかじめに作っておきましたこのハートをチョコレートに立体的にしてみたいと思います。
まずはそうですね、ここに押し出しというボタンがあるんですけども、初めからついているわけではなくて、いつもこうやって修正パネルから探すんですね。
その探すのがちょっと時間かかってしまいますので、このボタンを押してください。
で、ボタンを表示というのをチェックすると出てきます。

はい、もう1回やってみます。
はい表示ですね、出てきました。

それでは自分のよく使うのをセットしてみたいので、モディファイヤーセットを設定、というのを開きます。
そしてボタンの数も変更できます。
たくさんできます。
あとは自分の使いたいのをこうやって、ペコっとはめれば大丈夫です。OK、出てきました。

それではこのハートのライン押し出してみたいと思います。
修正パネルの押し出しのボタンを押します。
すると今はちょっと伸びてますね、これをパラメーターの量で調節します。
今回は20というふうに入れてみます。

では次に面取りというボタンを押したらこんなになっちゃいましたね。
ぐちゃぐちゃになったのは、この量ですね、はい。
では2mmという風に入れてみます。

次にセグメント数ですね、このカクカクな部分をどれくらいにするか?
では、数値を上げるとより滑らかになります。

お隣に別のチョコレートを作りたいと思います。
今4つのビューなんですけども、左下見てください。
こちらでビューを増やしたりすることもできます。
今一つビューを増やしまして、ここですね、ビューの右上の白いものを回転させ、今度はズームしました。

それでは次に標準プリミティブの下の拡張プリミティブというところに面取りボックスというのがあります。
こちらをクリックして、まずは底面を書きます。
そして上に高さを持ち上げる感じ。
そして3回目に角を取ることができるんですね。
修正パネルでも直すことができます。
それでは、30、30、20、という風に入れてください。
で、フィレットのところは2mmにしました。

次に別のやり方の面取りをご紹介いたします。
スプラインの中から長方形を選択します。
そして底面を書きます。
まずは適当に書いてください。
そして修正パネルの方で数値を入力したいと思います。
パラメーターの長さのところに30mm、幅のところにも30mmと入れます。
次に押し出しというボタンを押します。
ハートの時と同じ20mmの高さが押し出されました。
それではこの立方体の上の辺を修正したいと思いますので、モディファイヤーリストの中からポリゴン編集を選択します。
そして選択のところからエッジですね、上の辺4辺をコントロールキーを押しながら触ってください。
すると赤くなります。
赤くなりましたエッジを面取りします。
エッジを編集の面取りのボタンですね、そして数値を入れることもできますので、2mmと入れます。
そして面の数ですね、次に1というところを、では2にしてみたいと思います。
で最後にチェックをしてください。
これで3個目のチョコレートが出来上がりました。

4個目のチョコレートは丸いトリュフチョコレートにします。
標準プリミティブの中の球を選択します。
そして中心から横にマウスをずらすと作れますのでパラメーターはそうですね、15と入れてください。
直径3cmの球体ができました。

では4つのビューで確認してみたいと思います。
なんか一つだけ埋もってるのがわかりますでしょうか?
ではテーブルのオブジェクトをオンにして表示してみます。
するとわかりやすいですね。

ではこの球体を移動します。
移動キーを押しましてギズモで移動することもできるのですが、下のところですね、こちらで15mmと入れてください。
するとぴったりと上に持ち上がります。

今度はこの球体だけ分離ツールで表示しまして、そしてこの下にチョコのカップを作ってみたいと思います。
新規レイヤーでチョコカップと入れました。
わかりやすいようにトップビューで制作します。
少し小さくしまして、作成パネルのスプライン、その中から星を選択してください。
球の中心で左クリックして、ドラッグして離して内側で左クリックです。
はい、うまくいかなくても大丈夫です。
パラメーターで修正しますので、半径1のところにでは20と入れます。
そして半径2のところに17と入れてください。
で、ポイント数のところ、ここを30にしてみます。
ギザギザの丸いカップの底面を得意になった押し出しボタンでやってみたいと思います。
ピッ!
すると前の数値ですね、こちら20mmと入ってますのでこのままいきます。
あとはキャップというのがあって、終点キャップというチェックを外してください。
すると穴が開いた状態になります。

続いてモディファイアリストの中から、ポリゴンを編集というのを選びます。
開いたような状態を作りたいと思いますので、選択で頂点を選びます。
そしてフロントビュー、そこから上の部分の点を選択します。
その状態のままカーソルをトップビューに持ってきます。
そして右クリックをしてください。
するとアクティブになりますので今度は選択して均等にスケールというボタンを押します。
黄色くなった真ん中を触ってウィーンて広げてください。
まだ頂点が選択された状態ですので、選択の中から頂点を解除してあげてください。
これで形は決まりました。

今度は厚みをつけたいと思いますのでモディファイヤーリストの中からシェルというのを選んでください。
今私の数値は外側に1mmになってますが、こうやって広げることができます。
では今回は外側0にして内側に0.1mmにします。
全体を表示してチョコをちょこっと移動してこれでチョコが完成しました。

楽しい3ds Max - わくわく建築CG - をご覧いただきありがとうございました。

Contents By

高畑 真澄

高畑 真澄

CGデザイナー、VisualCreator。パース会社での勤務を経て独立。2017年建築ビジュアライゼーション業界への貢献を目的に教育活動をスタート。「世界で一番やさしい3ds Max建築CGパースの教科書」執筆。

  • 3ds Max
  • チュートリアル
  • モデリング
  • 学生・初心者
  • 建築・製造・広告
製品購入に関するお問い合わせ
オートデスク メディア&エンターテインメント 製品のご購入に関してご連絡を希望される場合は、こちらからお問い合わせください。