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26. 番外編 リファレンス

複数な Maya のシーンを扱う上で便利な機能「リファレンス」について解説します。


こんにちは。
このビデオでは、複数のMayaシーンを扱う上で便利な機能「リファレンス」について解説します。


リファレンスは、シーンに直接オブジェクトを読み込むことなく、別のシーンからデータを参照して使用できる機能です。
参照先のシーンには、参照元シーンのオブジェクトの実体は無いのでファイル容量を小さくすることができます。
また、参照元のデータを変更すると、参照先のデータも更新され、変更されます。

例えばキャラクターシーン1つに対し、複数のカットのアニメーションシーンがある場合、
リファレンスを使用して、各カットにキャラクターを読み込んでいれば、
キャラクターシーンの更新を全カットに自動で反映することができ、便利です。


では実際にリファレンスを作成してみましょう。

こちらのキャラアセットを新規シーンにリファレンスで読み込んでいきます。
メニューバーまたはホットボックスのファイルからリファレンスの作成を押します。
キャラアセットのシーンを選択し、リファレンスを押して実行します。
キャラクターがシーンに読み込まれました。

このキャラクターに簡単なポーズを付けてみます。
キーを打ったら、シーンを保存し、参照元のシーンを開きます。

試しに髪の毛のマテリアルカラーを変えてみます。
シーンを保存し、先ほどアニメーションをつけたシーンを再度開いてみると、
アニメーションはそのままに、キャラクターの髪の毛が更新されているのがわかると思います。


ただし、参照先のシーンでマテリアルなどを編集した場合、その変更内容が参照先のシーンに記録されるので、
参照元を変更しても影響をうけなくなるのでご注意ください。


メニューバーまたはホットボックスのファイルから「リファレンスエディタ」を開くと、シーン内のリファレンスを一覧で表示できます。
リファレンスの追加や削除、リロードやアンロードなどの管理もできます。


リファレンスについての簡単な説明は以上になります。

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株式会社ジェットスタジオ

監修:株式会社ジェットスタジオ 赤崎弘幸
制作:株式会社ジェットスタジオ 小原孝介

ジェットスタジオは2001年にスタートしたCGプロダクションです。設立以来、ゲーム、パチンコ、映画、CM等で使用される様々な3DCGコンテンツを時代に先駆けた新しい技術や表現方法を使って開発しています。2011年にはベトナムのホーチミン市に「JET STUDIO VIETNAM」を、2018年にはロサンゼルスに「JET STUDIO U.S.A.」を設立し、グローバル × クリエイティブという新たなビジネスモデルに挑戦しています。

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