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Start@Maya〜Maya で 3DCG をはじめよう〜
5. 基本操作 コンポーネント操作とスナップ機能
ポリゴンメッシュは、頂点、エッジ、フェースなどのコンポーネントで構成されています。このビデオでは、コンポーネントの操作方法や便利な機能、スナップ機能についてご紹介します。
こんにちは。
このビデオではコンポーネント操作とスナップ機能についてご紹介します。
画面にはポリゴンメッシュの球体が表示されています。
ポリゴンメッシュは、頂点、エッジ、フェースなどのコンポーネント要素で形状が構成されています。
メニューの選択モードでオブジェクトモードとコンポーネントモードを切り替えることができます。
こちらのアイコンを選択することで、頂点、エッジ、フェースなどコンポーネントの選択を切り替えることができるようになります。
選択モードの切り替えはショートカットキーの[F8]で、コンポーネントの選択の切り替えは[F9]から[F12]までに割り当てられていますが、右クリックで出てくるマーキングメニューからの切り替えもでき、こちらのほうがより素早く切り替えが行えるかと思います。
コンポーネントもオブジェクトと同様に、選択と移動、回転やスケールなどで編集が可能です。
コンポーネントを選択する際に良く使う操作で、「ループ選択」と「リング選択」というものがありますが、 ループ選択の場合はエッジをダブルクリックすることでループしているエッジを一括で選択できます。
リング選択の場合はまずエッジを選択して、リング状にしたい隣のエッジを[Shift]キーを押しながらダブルクリックすることで、このようにリング状に選択できます。
フェース選択ではフェースのダブルクリックをすることで、要素選択をすることができます。
また、オブジェクトモードと同様にコンポーネントモードでも[Ctrl]キーと数字の1で選択した部分の分離表示が可能です。
コンポーネントを編集する際に、トランスフォームツールでよく使う機能をご紹介します。
ツールをダブルクリックするか、アイコンを選択してツール設定を呼び出します。
こちらの「軸方向」ではワールド、オブジェクト、法線などマニピュレータの方向を切り替えられます。
こちらの「トランスフォームコンストレイント」では、エッジやフェースに沿ってコンポーネントを変形することができます。
例えばエッジを選択して頂点を移動してみますと、このように隣接するエッジの上をすべるように動かすことができます。
一度オフにしておきます。
こちらの「ソフト選択」をオンにしますと、コンポーネントを滑らかに変形することができます。
こちらはショートカットキーの[B]キーでオン/オフが可能です。[B]キーとマウスの左ボタンドラッグで減衰のサイズ変更もできます。
シンメトリはコンポーネントの編集をモデルの反対側に反映させられる機能です。ワールドではワールド軸を基準に、オブジェクトではオブジェクト軸を基準にシンメトリが反映します。
試しにワールドでやってみます。このように選択したものが反対側にも反映されています。
編集が終わったらオブジェクトモードに戻しましょう。
続いてはスナップについての説明です。
スナップは主にグリッド、頂点やピボット、カーブに対して有効です。
メニューバーのこちらのアイコンをオンにすることでスナップが有効になりますが、ショートカットキーも割り当てられています。
頂点を選択した状態で、[X]キーを押しながら移動させるとグリッドにスナップします。
今度はショートカットキーの[V]キーを押しながら移動させると頂点にスナップします。
非表示にしていたカーブを出しますが、頂点を選択した状態で[C]キーを押しながらカーブ上でマウスの中ボタンドラッグをすることでカーブにスナップすることができます。
また、スナップはコンポーネントだけでなくオブジェクト単位でも可能です。
移動ツールのスナップの設定に「コンポーネント間隔の維持」という項目があります。
こちらは複数のコンポーネントを一括でスナップさせたときの挙動に関する設定ですが、デフォルトではチェックがオンになっています。
チェックが入った状態でスナップしますと、頂点間の距離は維持されたままマニピュレータがグリッドにスナップされています。
今度はチェックを外した状態でスナップしてみます。そうしますとこのようにすべての頂点が1点にスナップされます。
作業内容に応じて使い分けましょう。
スナップとは違いまですが似た機能として、「変換と一致」というものがあります。
選択したオブジェクトを対象のオブジェクトの位置や回転、スケールに一致させるというものですが、まず移動したいオブジェクトを選択し、ターゲットのオブジェクトを追加選択します。
メニューの修正から変換と一致、それぞれのトランスフォームで一致できますが、今回は「すべてのトランスフォームと一致」を選択します。
そうしますとこのようにターゲットのオブジェクトとトランスフォームがぴったり同じになります。
スナップや、変換と一致を使って効率的に作業をしましょう。
コンポーネント操作とスナップ機能の説明は以上になります。
データダウンロード
動画内で使用しているキャラクターデータを配布いたします。皆様の学習の手助けとなれば幸いです。
※Mayaシーンデータの作成には「Maya 2020」を使用しております。
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