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25. アニメーション キャッシュ再生とプレイブラスト
シーンが重たくなってくるとアニメーションを再生し確認するにのも工夫が必要です。キャッシュ再生、プレイブラストというそれぞれ異なる機能について解説します。
こんにちは。
このビデオではキャッシュ再生とプレイブラストについて解説します。
ビューポートでアニメーションを再生する際に、シーンが重たくなっていると、このように処理速度が落ち、カクカクの動きになってしまいます。
このような場合はキャッシュ再生を有効にすることで、パフォーマンスの向上ができます。
まずフレームレートを確認しやすいように、ディスプレイ > ヘッドアップ ディスプレイのフレームレートにチェックを入れて、ビューポート上にフレームレートを表示します。
通常の再生ですと、8.5から9fps程度の速度で再生されています。
では、こちらのアイコンを押してキャッシュ再生を有効にします。
計算が始まり、キャッシュされたフレームはタイムスライダに青いバーが表示されます。
再生すると先ほどよりもフレームレートが上がっているのがわかると思います。
ただ、今回はこの解説動画の録画を同時に行っているため、PCの負荷がかかりキャッシュが無効でも有効でも少しパフォーマンス落ちてしまっています。
非録画時ですと、同じシーンでも御覧のようなフレームレートで再生することができます。
また、キャッシュ再生はメモリを使用するので、メモリが十分に無いと、再生したいフレームすべてをキャッシュしきれない場合があるのでご注意ください。
続いてプレイブラストについてご紹介します。
「メモリが足りない」、「キャッシュ再生非対応の機能を使用している」、などの原因でキャッシュ再生が効果を発揮しない場合、
ひと手間かかりますが、確実に再生できる方法がプレイブラストです。
また、アニメーションを動画ファイルとして出力したい場合にもプレイブラストが有効です。
現在表示されているのは、アニメーションを作成し、カメラを配置したシーンです。
このカメラからの映像を動画として出力していきます。
再生したいフレーム数にタイムスライダを設定したら、タイムライン上で右クリックしてプレイブラストのオプションを開きます。
「ファイルに保存」にチェックを入れて、パスを設定したら、プレイブラスト押して実行してみます。
動画が出力されました。
ただ、このままだと上下に無駄な余白が入ってしまうので、設定を変更していきましょう。
まずこちらのアイコンでレンダー設定を開き、イメージサイズで解像度を指定をします。
今回はプリセットの「HD_1080」を使用します。
パネルツールバーで解像度ゲートは非表示にしておきます。
プレイブラストのオプションを開きます。
フォーマットは任意のものに変更してください。今回は初期設定の「avi」をつかいます。
精度を上げることで動画の品質を上げることができますが、計算にかかる時間は増えるのご注意ください。
表示サイズを「レンダー設定から」に変更、
スケールは初期設定だとレンダー設定の半分の大きさになるように指定されているので、今回は1にしてレンダー設定と同じサイズで出力します。
プレイブラスト押して実行すれば、指定した通りに動画が出力されました。
キャッシュ再生とプレイブラストについての説明は以上になります。
データダウンロード
動画内で使用しているキャラクターデータを配布いたします。皆様の学習の手助けとなれば幸いです。
※Mayaシーンデータの作成には「Maya 2020」を使用しております。
・ダウンロードしたデータは学習用として個人で使用することができます。
・各種ネットワークやメディアを用いてデータ(改変前及び改変後)を2次配布することは、営利目的、個人使用に関わらず禁止いたします。
・非営利目的の場合に限り、本データ(改変前及び改変後)を使用した制作物(静止画、動画等)を各種ネットワークやメディアを通して公開することができます。
あくまで自己責任においての使用をお願いいたします。
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