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21. リギング HumanIK

HumanIKを使用して、人体の基本的なリグ構造を簡単に作成できます。


こんにちは。
このビデオでは、人体の基本的なリグ構造を簡単に作成できるHumanIKをご紹介します。


こちらはスケルトンの作成、命名とスキニングまで終わっているシーンです。

スキニングまではAスタンスで作成しましたが、HumanIKを使用する際はTスタンスが望ましいので、HumanIKを適用する前にTポーズにしておきます。

右上のこちらのアイコンからHumanIKメニューを開きます。

「キャラクタ定義を作成」ボタンでHumanIK用のキャラクターの定義を作成します。
キャラクター名はこちらで任意で変更しましょう。

ジョイントを選択してからこちらのアイコンを押して「スケルトン定義のロード」をしていきます。
名前を定義に合わせてあるので、上の項目に、キャラ名、アンダーバーが入っていることを確認してOKを押します。

キャラクターのスケルトンがこちらのスケルトンの図に自動でマッピングされました。
正常にマッピングされれば、スケルトンの色がすべて緑色に表示されます。
黄色く表示された場合はきれいにTポーズできていない可能性などがあるので、ジョイントの角度を確認しましょう。

今回は自分で作成したスケルトンを使用しましたが、こちらの「スケルトンの作成」ボタンで、Tスタンスのスケルトンを作成することもできます。


続いてこちらのアイコンでコントロールリグを作成します。
スケルトンの定義がしっかりできていればこのように1発でリグが作られます。

作成されたコントロールリグは、こちらのアイコンでFK、IKごとに表示/非表示を切り替えられます。
リグの見た目は、こちらの コントロールリグを編集 > リグの外観 から変更することもできます。

サイズはチャネルボックスの半径で変更できます。

このようにHumanIKを使用することで、シンプルな操作でコントロールリグを作成することができます。


HumanIKについての簡単な説明は以上になります。

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監修:株式会社ジェットスタジオ 赤崎弘幸
制作:株式会社ジェットスタジオ 小原孝介

ジェットスタジオは2001年にスタートしたCGプロダクションです。設立以来、ゲーム、パチンコ、映画、CM等で使用される様々な3DCGコンテンツを時代に先駆けた新しい技術や表現方法を使って開発しています。2011年にはベトナムのホーチミン市に「JET STUDIO VIETNAM」を、2018年にはロサンゼルスに「JET STUDIO U.S.A.」を設立し、グローバル × クリエイティブという新たなビジネスモデルに挑戦しています。

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