CBS Digital、テレビシリーズ「スター・トレック」のビジュアルエフェクトをレストレーション
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エンタープライズ号をCG作成
宇宙船エンタープライズ号の新しいCGIモデルは、ワシントンのスミソニアン博物館に保管されているエンタープライズ号のオリジナル物理モデルの正確な寸法を基に、Mayaを用いて、細部まで緻密に作り直されました。ロミュランのバード・オブ・プレイ、クリンゴンの戦闘艦など、他星の宇宙船の外観も入念に作り直されました。
Mayaで作り直された全ての3D惑星は、Infernoで合成された環境へ取り込まれました。Weiss氏と彼のチームは、この莫大な量の惑星ショットをこなすための手法の探索に駆り立てられました。彼らは、Infernoの3Dジオメトリの球体、ライティング、テクスチャマップ、レイヤーツールを用いて惑星を作成することで、制作工程を劇的に効率化しました。
「13年前、この部署で用いるツールとして、InfernoとMayaを選択しました。」とWeiss氏は話します。「オートデスクがAliasを買収するずっと以前の話です。それ以来、MayaとInfernoの相性のよさに満足していますが、今後、製品間のインテグレーションがより密接になり、今でも十分パワフルな制作プラットフォームのスピードや効率性が尚一層向上していくことを期待してやみません。」
忠実に再現
宇宙空間、銀河イメージ、戦闘シーン、フェイザー銃の光線、ライティングエフェクト、宇宙船の「ビュースクリーン」に映し出されるイメージ等は、Infernoコンポジティングシステムをメインに使用して、再作成れ、合成されました。
Autodesk Combustionは、シリーズの二時間番組「タロス星の幻怪人」に登場した背景など、劣化したり、古くなったマットペイントを整えるために幅広く使用されました。「巨大なウィンドウの中で、前面に大勢の俳優が立っているシーンの背景がありました。デジタルで背景の手直しをする前に、Combustionを使って、シーンから俳優達をロトスコープしました。彼らを前景に入れ戻す前に、デジタルライティングツールを使って、さらに完成度を高めました。」とWeiss氏はコメントしています。
オリジナルの「スター・トレック」でビジュアルエフェクト制作に携わった二人のスタッフMike Okuda氏とDavid Rossi氏も加わったCBS Television Distributionのチームと密接に共同して作業を進めたCBS Digital社は、シリーズをSDTVやHDTVの放送局への再配布、海外のテレビ市場、さらには後々、HD DVDへのリリースにも対応できるHDユニバーサルマスターへ、1080/24pでリマスターしました。
導入製品/ソリューション | ・Autodesk® Inferno® ・Autodesk® Flint® ・Autodesk® Maya® ・Autodesk® Combustion® ・Autodesk® Burn™ |
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*上記価格は年間契約の場合の1ヶ月あたりのオートデスク希望小売価格(税込)です。
*上記価格は年間契約の場合の1ヶ月あたりのオートデスク希望小売価格(税込)です。