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テクモ株式会社 
NINJA GAIDEN 2 
フェイシャルアニメーションの質を向上を実現したSoftimageのFace Robot

テクモ株式会社 NINJA GAIDEN 2 フェイシャルアニメーションの質を向上を実現したSoftimageのFace Robot

2010.08.18

  • ゲーム

究極のアクションゲームとして全世界で絶大な支持を誇るのが『 NINJA GAIDEN 』シリーズだ。その最新作が Xbox360 向けタイトル『 NINJA GAIDEN 2 』としてリリースされた。驚異的な身体能力をもち、数々の武器を使いこなす「リュウ・ハヤブサ」のスピード感あふれる激闘を HD 解像度の美しいグラフィックで体感できるのだ。この『 NINJA GAIDEN 2 』は、カジュアルなユーザから腕に自信のあるユーザまで誰もが楽しめる痛快怒涛のアクションに仕上がっている。

シリーズの開発を手がけるのが、テクモ株式会社、ゲームプロダクション Team NINJA の皆様だ。最新作の『NINJA GAIDEN 2』は、観て楽しい、遊んで楽しいというゲームの本質を追及して開発が進められたという。そのなかで、次世代機 Xbox360 の処理能力を生かした、一段上のリアルタイム映像表現を行うことも使命とされた。

モーションによるキャラクタ性の表現、リアルタイムシェーダを用いた質感作りで、次世代機で求められるレベルにゲーム全体のクオリティを向上させることはある程度の目処が立てられたという。しかし、それに伴う形でフェイシャルアニメーションの質をどのように向上させられるのかという課題に直面した。そこで、『 NINJA GAIDEN 2 』のディレクタである松井氏は、Face Robot に注目をしたのである。Face Robot の登場によって、フェイシャルキャプチャの運用に対する確実性を感じ取ることが出来たという。さらには、Face Robot がゲームランタイム向けのエクスポート機能も考慮して設計されていることも導入の決め手に繋がった。

Face Robot によるフェイシャルリグセットアップ

導入にあたりソフトイマージ本社のスタッフから Team NINJA の皆様に Face Robot の基本的な操作トレーニングが数回にわたり行われた。このトレーニングを受けた直後には、Face Robot をプロジェクトのワークフローとしてスムーズに組み込めたという。

今回の『 NINJA GAIDEN 2 』プロジェクトにおいて、Face Robot は、主にイベントデモを中心に約 20 体の人間キャラクタのフェイシャルアニメーションに使用されている。なお、人間の顔をした怪物キャラクタにも、ゲームプレー場面で一部 Face Robot が利用されているという。これら以外の怪物の顔を持つキャラクタのフェイシャルアニメーションは、音声解析による表情付けを得意とする Magical VEngine によって制御が行われている。

Face Robot を用いたフェイシャルアニメーションパートは、インタビューにご協力頂いた野瀬氏を含む計3名体制で運用が行われた。まず、フェイシャルリグのセットアップは、Face Robot に最適なモデルデータを作成するところからスタートした。

完成した顔モデルに対してランドマークピッキングやカーブフィッティングの作業を行うことで、顔モデルの形状や筋肉の流れを Face Robot に認識させる。その後、ソルバーの計算を実行することで Face Robot リグが自動生成されるのだ。従来技術であるシェイプ制御やボーン制御ではどうしても直線的なフェイシャルの動きになりがちである。しかし、Face Robot は、マウスソルバーとフェイシャルソルバーという 2 種類のソルバーによって制御されているため滑らかな筋肉の動きが再現されている。(顎のコントローラリグを動かすと、頬や目元の筋肉が滑らかに連動するのだ)

単純にリグを生成するまでの作業は、通常 30 分にも満たないほどに手早く行えるものだ。続いて生成されたリグから自分が望む表情を生み出すために、チューニングと呼ばれる調整を Face Robot の様々な機能を用いて行う必要がある。

例えば、エンベロープ値の調整や領域ペイント作業を利用して、各コントローラが影響する強さや範囲を定義していくのだ。同様にペイント機能を利用してリンクルマップの定義を行うことで、シワの表現が実現できる。その他にも、まぶたの閉じ方、唇の動き、顎周りの筋肉など繊細な表情を生み出すための様々な調整機能が Face Robot には備わっている。フェイシャルの制御がし易いキャラクタは、やはり表現の幅が広い年齢を重ねキャラクタであるという。美しい女性キャラは、繊細な表情を演出することに苦心した面があったという。しかし、こういった調整作業はいったんコツをつかみ軌道に乗り出すと、とてもスムーズに行えたという。

〈 次ページへ続く 〉フェイシャルキャプチャ収録

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