カプコン

当社は大阪に本社を置くゲームソフトをはじめとしたデジタルコンテンツメーカーです。その中で私の所属するDCCサポートチームは、社内製ゲームエンジンやAutodesk MayaなどのDCC（Digital Content Creation）ツール上でのツール開発を主軸とし、ゲーム開発の利便性を上げることを目的とした各種ツール作成と、それに伴う各種対応を行うチームとなります。

現在メンバーは12名で、ツールプログラマーとテクニカルアーティストで構成されており、社内の全ゲーム開発プロジェクトを対象に「MayaDev」「SceneDataManager」「RE ENGINE向けExporter」「MT FRAMEWORK向けExporter」「各種チェックツール」などといった,Autodesk Maya上で動作する、様々な内製汎用ツールの開発運用を行っています。またMotionBuilderや3ds Max、Houdini、Substance Desiginer、Substance Painter、ZBrushやPhotoshopなど様々なDCCツール関連の問題解決や相談にも随時対応しています。

技術開発室 DCCサポートチーム　チーム長　塩尻　英樹

MayaDev
Maya上で動作する様々なゲーム制作の効率化に繋がる内製ツールや、ゲームエンジン向けのExporterや各種ツールがまとめられている、　社内の全プロジェクトで使用できる汎用的な統合開発環境

SceneDataManager
Mayaの画面上で各種アセットを効率良く管理運用する為に作成した、高機能アセットブラウザツール

MT FRAMEWORK用Exporter
社内製ゲームエンジン"MT FRAMEWORK"向けの各種AssetExporter

RE ENGINE用Exporter
社内製ゲームエンジン"RE ENGINE"向けの各種AssetExporter

メインで使用しているオートデスクの3DCGツールを使用し続ける理由について教えてください。

メインDCCツールとしてAutodesk Mayaを導入しています。ツールの拡張性の高さによる様々な弊社内プロジェクト対応が可能な点と、外部開発企業との連携が必須な昨今では、Mayaはワールドワイドで大きなシェアを持っている点がその理由になると考えています。

ツール開発、サポートにおける幅広い知識・経験・技能を備えた人材の育成、および即戦力人員の増員を行い、弊社内におけるDCCツールやゲームエンジンに対してのツール作成を、さらに迅速にかつ的確に行える体制を拡充させたいと考えています。また新しい技術やツールへの研究と検証を常に行い、アーティストの作業効率化に貢献したいと考えています。

(C)CAPCOM CO., LTD. 2019 ALL RIGHTS RESERVED.