有限会社ディアル 
Autodesk® 3ds Max®+Photoshopのパワーがクリエイターの"引き出し"を増やし広告分野のビジュアルづくりを変える

有限会社ディアル Autodesk® 3ds Max®+Photoshopのパワーがクリエイターの

2009.07.29

  • 3ds Max
  • 建築・製造・広告
山岸 純 氏
有限会社ディアル
代表取締役
CG・アートディレクター
山岸 純 氏

省コスト、納期短縮など、制作現場に対するさまざまな圧力はますます厳しさを増しています。一ついえるのは、レタッチャーにとって、今まで通りのやり方だけで生き残っていくのは容易ではない、ということ。レタッチを行っている人も、「レタッチの技術以外に、何か武器となるもの」を持っているかどうか――が、きわめて重要になってきているんですね。そして、私にとっては、それが3ds Maxによる3D CGでした。

有限会社ディアル
代表取締役 CG・アートディレクター
山岸 純 氏

3ds Max+Photoshopで「引き出し」を増やす

たとえば新製品のポスターで中心的に扱われる製品写真やTVCMに登場する製品の映像など、メインビジュアルのイメージは、広告表現において最も重要な要素の1つである。実際、その写真撮影にはたいへんな手間と時間がかけられ、海外ロケが行われることも珍しくない。しかも、多くの場合、そうやって撮影された写真はさらなるシズル感やインパクトが求められるため、レタッチなどの修整加工が必要となるし、時には写真では表現することが難しいようなイメージさえ要求される。

「特に近年は、このような質の高い、時に特殊でさえあるビジュアル表現へのニーズと共に、納期短縮やコスト削減なども厳しく要求されています。これらのニーズに同時に応えていくことは容易ではありませんが、それに対する1つの対応策といえるのが3ds Maxの幅広い活用です」。

そう語るのは、ビジュアルづくりのスペシャリストとして広告業界で広く知られ、ディアルの代表として同社を率いる山岸純氏である。実際、写真では表現できないようなビジュアルづくりから撮影された写真の多種多彩な仕上げ処理まで、ディアルにはあらゆるビジュアルづくりの依頼が持ち込まれる。そしてそのどれもが、質・スケジュールともにきわめて難度が高い。Photoshopを使った通常のレタッチでは対応しきれない案件も、3ds Maxを駆使する山岸氏なら「なんとかしてくれる」という評が業界に広く定着しているのである。

「簡単なイメージ画から現実には存在しないビジュアルを作るような仕事はもちろん、写真にリアルな"映り込み"を入れるなどの作業でも3ds Maxは大きな威力を発揮します。従来はPhotoshopで時間をかけてレタッチするしかありませんでしたが、3ds Maxで素早くモデルを作りどんどん情報を載せていけば、リアルな映り込みも効率よく作れます」。

とはいえ山岸氏が全てを3ds Maxで作っているわけではない。一から3ds Maxでモデリングする場合もあるが、前記「映り込み」のようなパーツだけ3ds Maxで作って写真と組合せてPhotoshopで仕上げることも多いのだ。

「3ds MaxとPhotoshopを併用することで"クリエイターとしての引き出し"が大きく増やせるんですよ。だから表現面であれ納期であれ、どんな厳しい要望にも常に最適なスタイルで応えられる。私にとって無くてはならない"武器"ですね」

全てをCGだけで完結させる必要はなく3ds Maxで「部品作り」することも多い

N700 CGビジュアル/映り込みを調整するため、映り込みがない状態で車両部分をレンダリングし、車両ベース素材として使用。 レンダラーはV-Ray。
車両部分の映り込みをレンダリング。環境マップとして長い筒状のものに空と雲のマップを用意した。また、横に引き伸ばしたものを使い形状を引き立たせている。

このように、広告分野のビジュアル制作においても、3ds MaxとPhotoshopを併用するメリットは明らかだと言えるが、実際に山岸氏のように3ds Maxを使っているクリエイターはまだ少数派だ。この業界では、3D CGと聞くと映画で使われるようなフルCGを連想して、敷居が高く感じてしまう人が多い――山岸氏はそう考える。

「しかし私たちの仕事では全てをCGで完結させる必要はないんです。私自身3ds Maxを"部品作り"的に使う方が多いくらいだし、私にとってPhotoshop同様ツールの1つに過ぎません。3D CGだからといって構える必要はないんですよ。CGもいろいろありますが、3ds Maxは初めての方にも向いているのではないでしょうか」。

山岸氏が3ds Maxを勧めるのは理由がある。10数年前、グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートした山岸氏は、勤務先の制作会社が導入したMacの操作を任され、Photoshopでレタッチ修正を行っていた。ところが徐々に、3D的表現を求められることが増えていったのだという。

「だったら3D CGで描いた方が早い、と別の3D CGソフトを入れてもらったんです。ところが、これがものすごく使いにくくて、ほとんど挫折しかけたほどでした」。

その後、山岸氏はあるCG制作会社の立上げに参加。UNIXマシンを使ったハイエンドCGを始め、多種多様なCGソフトを試用する機会が多くあった。それら豊富な経験を踏まえ、1999年のディアル設立を機に同氏が選び、導入したのが3ds Maxだったのである。

ロート製薬「肌ラボ」広告ビジュアル/制作時間短縮を図るため、レタッチで商品と水を馴染ませることを前提に制作。CADデータ提供はなかったが約8時間で完成。
商品を作り水の大きな流れをモデリング後、ブール演算で商品と水の交差部分を抽出。水の細かい動きをモデリングしパーティクルで水滴を散りばめてイメージを整える

「理由は幾つかあります。まずユーザ数が段違いに多く情報も豊富で、分からないことはすぐに聞けたこと。初心者には大事ですよね。また、プラグインが豊富でやりたいことはたいてい何でもできてしまうし、仕上りのクオリティもずば抜けていました。特にV-Ray等のレンダラーを使うようになると、3ds Maxの素晴らしさを意識するようになりましたね」。

以来、山岸氏は3ds MaxプラスPhotoshopという独自のスタイルを確立し、広告・TVCM分野を中心とする多種多様なビジュアルイメージを制作。国内外の幾多の広告賞・デザインアワードを受賞し、不況下の広告業界にあって、新規依頼は引きもきらない。

「省コストと納期短縮の圧力は厳しさを増しており、いずれ遠からず、業界の皆が3ds Maxを使い始めるのではないでしょうか。でも、当たり前になってからでは遅いですよね。もちろん私も3ds Max活用に磨きをかけ、より広汎な世界へCG映像に関わる新しい試みを進めていきますよ」



有限会社ディアル
本社:東京都渋谷区桜丘町4-17-1001
設立:1999年4月20日
代表者:山岸 純
事業概要:CMなどのCG映像制作、広告などのCG画像制作、画像加工など、ビジュアル制作全般
代表作品:AD/JR西日本・JR九州 N700 CGビジュアル、ロート「メンソレータム ディープモイスト」広告CGビジュアル、Panasonic
Beauty「ナノケア」ポスタービジュアル他
CM/Suntory「BOSS贅沢微糖」、ちふれ口紅「キスマーク」編、資生堂 "Ag+"、コカコーラ プラス他
http://www.dial-mode.com/

導入製品/ソリューション Autodesk 3ds Max
導入目的 ・広告分野における3Dイメージのより幅広い活用
・3Dイメージ制作の品質向上
・3Dイメージ制作の作業効率化
導入ポイント ・ユーザー数が多く情報も多く、問題解決しやすい
・プラグインも豊富で何でもできること
・仕上りの品質がずば抜けて高いこと
導入効果 ・ビジュアル制作に関する多彩なニーズに対応
・ビジュアル制作における納期短縮要請に対応
・独自スタイルの確立による他社差別化の実現
今後の課題 ・ビジュアル制作に関するより多彩なニーズへ対応
・制作スタイルを洗練しさらなる他社差別化を徹底
・より広汎な分野へのCG映像の普及活動
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