Flame の新機能
Flame Premium の機能紹介
Autodesk Flame Premium 2012 は、リアルタイムのカラー グレーディング、完全に統合されたタイムライン ワークフロー、Flame 3D ビジュアル エフェクト ツールのすべてのパワーを駆使したフィニッシング ワークフローが可能です。
3DCGI とのワークフロー
Flame および Flame Premium では、オートデスクのアニメーション製品とのより効率的な連携を可能にするツールを使用して、マルチレイヤのCGコンポジットとフィニッシングとを統合する新しい方法を利用できます。また、Autodesk® FBX® をサポートしているため、3D アニメーションソフトウェアのより多くの 3D データセット情報をアニメーターとフィニッシングアーティストとの間で共有できます。新しい Gateway クリップワークフローによって、Flame Premium を独自の CG パイプラインやレンダリングワークフローにより簡単に統合できます。この他にも、ジオメトリキャッシュ、Projective テクスチャ、FBX を利用した Substance マテリアルの共有がサポートされました。
ステレオスコピック 3D のビジュアルエフェクトとフィニッシング
Flame Premium には、リアルタイムの 3D カラーグレーディングから豊富な 3D ビジュアルエフェクトツールセットまで、基本的なレベルで 3D に対応したクリエイティブツールセットが用意されているため、ステレオスコピック 3D(S3D)のフィニッシングサービスを実績あるオートデスクツールで提供することができます。また、再設計された Action 内の 3D トラッキングワークフローでは、アーティストはエレメントを分析し、S3D フッテージを 3D 空間により正確にレイアウトできます。
【リアルタイムカラーグレーディング】
GPU による高速パフォーマンス
Flame Premium を使用すると、最新のグラフィックス プロセッシング ユニット(GPU)テクノロジーのサポートによって、複雑なマルチレイヤ タイムラインのグレーディング時にも迅速に作業を行うことができます。モノスコピックとステレオスコピックのどちらのプロジェクトでも、プライマリとセカンダリのグレーディングを、最大 2K までの解像度でリアルタイムプレビューできます。
ノンリニア カラー グレーディング
Autodesk® Lustre® のマルチレイヤ タイムラインとジェスチャーで操作可能なツールをノンリニア カラー グレーディングで使用すると、ショットの複数バージョンやグレードの複数バージョンをすばやく編集できます。シーケンス内の複数のショットを比較したり、ショット間を素早く移動したり、さまざまな状況でショットを左右に並べて表示したりといった、ノンリニアの高速なワークフローの利点を活用できるので、複数のグレードとバリエーションの作成や比較により多くの時間を割くことができます。
VFX の相互運用性
3D ビジュアル エフェクト ソリューション、Autodesk Flame Premium は、Autodesk Lustre 2012 のリアルタイムカラー グレーディング機能と強力なビジュアル エフェクト機能を統合した製品です。エンドツーエンドのクリエイティブ フィニッシングにおいて、共通の UI とデザインアセットを共有するプロフェッショナルのためのツールによって、カラーグレーディングからエフェクトまで、プロジェクトのより多くの範囲を引き受けることができます。グレーディングとフィニッシング アプリケーション間を移動する際にも、同じデータ セットをそのまま使用することで作業を短時間で効率的に行えます。
【3D ビジュアル エフェクト】
Flame FX
Flame FX は、強力なテクニカル ツールとクリエイティブ ツールの集合体で、ワークフローをスピードアップすると同時に、特定のサード パーティ製のプラグインへの依存を減らすことができます。Flame Premium 2012 で導入された新しい FX ツールには、グラフィックス プロセッシング ユニット(GPU)アクセラレーションを利用したプロシージャル ノードが含まれており、基本的なコンポジティングから、ワープ、波紋、エッジ検出、エンボス、フィルム ノイズの追加などの強力な画像操作まで、さまざまな作業を行うことができます。
Action
Flame Premium には、従来の2Dコンポジティングのインタラクティブなスピードと、強力な3Dツールとを兼ね備えた、真の3Dコンポジティング環境である、Actionが搭載されており、シームレスにエレメントを合成します。グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)アクセラレーションを利用したパフォーマンスによって、解像度の異なるメディアレイヤ、3Dライティングエフェクト、ジオメトリをブレンドして、すばらしいビジュアルエフェクトを短時間で作成できます。
Actionの新しい3Dリライティングツール
Flame Premium 2012 の強力なリライティングツールによって、Action内でライトを操作できるようになりました。レンダリングされたシーンの上からエフェクトを重ねるプラグインとは異なり、Flame 2012 では、GPUアクセラレーションを利用したリアリスティックなライティングエフェクトを、3Dコンポジティング環境内で、必要な部分に直接コンポジットできます。Actionの新しいライトタイプを使用すると、リアルなコンポジットをゼロから作成したり、FBX データ交換テクノロジーを利用してAutodesk® Maya® のシーンを読み込んでリアルにコンポジットする作業が簡単になります。
Batch
Batch はノードベースのプロシージャル コンポジティング パイプラインで、Autodesk Flame のすべてのクリエイティブ ツールセットを利用できます。
・カスタムのプロセス ツリーを自由に構築し、各エフェクトの作業に合わせて調整できます。
・ショットのバージョン管理や、複雑なコンポジットをサブセクションに分割し、簡単に管理できます。
【エディトリアルフィニッシング】
Flame Premium は、直感的なタイムラインベースのワークフローを実現します。Autodesk® Smoke® Advanced のタイムラインワークフロー内で Flame の Batch と Action のすべてのクリエイティブツールセットを自由に駆使することができるので、アーティストは使用するクリエイティブツールセットに制限されることなく、プロジェクトの必要に応じたワークフローを選択できます。EDL、AAF、OMF、Apple FinalCut Pro XMLの各種ファイルに対応した高度なコンフォームツールを活用することで、VFX、エディトリアル、カラーグレーディング各ツールセットで共有できるマルチレイヤタイムラインを迅速に作成できます。
*上記価格は年間契約の場合の1ヶ月あたりのオートデスク希望小売価格(税込)です。