チュートリアル / ゼロから始めるMAYAアニメーション
第1回:跳ねるボールのアニメーションを作ってみる!

2020.06.30

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ごあいさつ

みなさん、はじめまして。これから6回に渡ってMAYAでアニメーションを作成するためのコラムを書かせていただくことになりました、株式会社オプティカルフォースの金野と申します。 私自身もまだまだ経験不足で、コラムを書きながら新たな発見をしては学んでいるところです。 限られた枠でのコラムですので、内容は基礎が中心になりますが、読んで良かったと思えるようなものになるよう頑張りますので、ぜひ最後までご覧になってください。

3Dアニメーションって…

「3Dアニメーション…興味があるけど何だか難しそう…。」
「参考書は分厚くて何冊もあって…正直何から手を付けてよいか分からない…。」

MAYAは出来ることが多い分、初心者用の参考書でさえ分厚くて、これから始めてみようか迷っている人にとっては敷居が高く感じてしまうかもしれません。
このコラムを書くにあたって学生の時に使っていた参考書を引っ張り出してみましたが、実際にアニメーターとして現場で使用する機能はごく一部でした。

そこでこのコラムではできる限り情報量を抑え、アニメーションを作るための基礎を体験させる事を一番の目標としております。
クオリティ云々を語るのは動かせるようになってからにしましょう。

ということで、とりあえず見よう見まねで作ってみましょう。下手でも全然OK!
大事なのは初めて自分で作った3Dアニメーションを見てワクワクするかどうかです。
もしも楽しいと感じたなら、その気持ちが原動力になって色々な原理や専門用語を覚えていけるはずです。


コラムは全6回、以下の内容をお送りする予定です。

第1回 跳ねるボールのアニメーションを作ってみる!
(球体を使った基本モーション)

第2回 ペアレント化とコンストレイントを理解する!
(双方の強みや弱みを理解し、人がボールを持って別の場所に置くモーションを作る。)

第3回 リアルな動きに見せるコツ!
(アニメーションの原則を実践を交えて理解する。)

第4回 HumanIKを動かしてみる!①
(HumanIKの基礎的な操作方法~歩きモーションの序盤まで)

第5回 HumanIKを動かしてみる!②
(歩く人のループアニメーションを完成させてプレイブラストを作成してみる。)

第6回 カメラを動かしてみる!
(キャラクターに良い動きを付けてもカメラワークがしょぼいと台無し…カメラワークもアニメーターの大事なお仕事です。)

では、第1回の「跳ねるボールのアニメーションを作ってみる!」に進めて行きましょう。

跳ねるボールのアニメーション

基本的な機能を一通り説明した後に実践というのが定石かと思います。筆者は説明書を読んでいる時点で面倒くさくなってしまうタイプの人間なので、「こんなのが作りたい!それを作るには何が必要なの?必要な機能だけ教えて!」という感じで動画を見ながら一緒に作業をして操作方法を覚えていってもらえればと思います。

チュートリアルで使用するシーンデータはこちらからダウンロードできます。

① フレームレート(fps)って何?

fpsとは一秒間に何枚の絵を表示しているかを表す数値です。
業務内容によってfpsの指定があるので間違えないように気を付けましょう。
例)ハイエンドアクション系ゲーム60fps 日本のTV30fps、ヨーロッパのTV 25fps フィルム24fpsなど

下の動画は同じモーションを違うフレームレートで書き出したものです。見え方の違いを理解しましょう。

②フレームレートと再生速度を設定してみましょう。

このコラムではフレームレート(fps)を30に設定しています。まずはfpsの設定をしてみましょう。
使用するシーンデータは Kano_fps.ma です。
(チュートリアルで使用するシーンデータはこちらからダウンロードできます。)

③チャネルボックス、タイムスライダ、グラフエディタを使ってみましょう。

下の動画を参考にアニメーションを作るための準備をしましょう。
こちらのシーンデータは配布していません。新規シーンから作成しましょう。

④アニメーションキーを打ってみましょう。

アニメーションを作るためにはタイムスライダにキーを打っていく必要があります。
キーの打ち方や調整の仕方について説明します。
動画では色の付いていない球体で説明していますが、配布したBase_sphere.mbを使用してもOKです。

⑤転がるボールのアニメーションを作ってよう。

リニアとイーズの直線運動

単純な直線運動ですが、グラフエディタ上のカーブ次第で全く異なった動きになることを体験しましょう。
動画では色の付いていない球体で説明していますが、配布したBase_sphere.mbを使用してもOKです。

⑥跳ねる球体のアニメーションを作ろう。(トレイル表示をしてみよう。)

跳ねるボール

自然な動きの中にはきれいな運動曲線が隠されています。グラフエディタで動きを成分ごとに分けてとらえる練習をしましょう。
使用するシーンデータはBase_sphere.mbです。
(チュートリアルで使用するシーンデータはこちらからダウンロードできます。)

跳ねるボールのアニメーションはうまく作れたでしょうか?今回の動画の内容はMAYAの機能のほんの一部ですが、アニメーションを作るためには欠かせない操作方法になるので繰り返し練習して身につけましょう!

完成したシーンBouncing_Ball_NonSquash.mbはこちらからダウンロードできます。

今回ダウンロードしていただけるデータにはオマケがございます。シーンファイル、Girl.ma はモーションが付いていないデフォルトのモデルで視聴者が自由にモーションを作れるように同梱したものになります。今後のコラムで、モーションを作るときなどにも使いますが、先に配布しますのでいろいろ試してみてください。

次回は複数の物体が関係するアニメーションを作っていきます。
最後の方では人のキャラクターも動かしてみるのでお楽しみに。
(↓こんな感じのモーションを作ります。)

人のキャラクターも動かしてみる

「第2回 ペアレント化とコンストレイントを理解する!」

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