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第5回:Anders Christian Gade Skaarup

2021.01.19

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今回の AREA 注目アーティストは、Anders Christian Gade Skaarup 氏です! 私たちは自然、シュールレアリズム、モダンなデザインの美しさを少しずつ組み合わせた Anders のレンダリングに長い間注目してきました。ここでは彼の経歴と作品についてお話を伺います。

Anders Christian Gade Skaarup

こんにちは。Anders Christian Gade Skaarup と申します。25 歳で、デンマークのオールボーに住んでいます。今年の 6 月、アート & テクノロジーの学士号を取得する予定です。卒業後は、この業界でフルタイムのフリーランサーとして働くつもりです。

空き時間には 3D でいろいろ試したり、サーフィンやウェイクボードなどのマリンレジャーを楽しんでいます。

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

3D 業界に入ったきっかけは?

きっかけは子供の頃のビデオ編集です。自分たちがトランポリンでジャンプしたり、スイミング プールの飛び込み台から飛び込む様子をビデオ撮影していました。やがてオンラインのビデオ 3D 入門に興味が湧き、3D ソフトウェアに挑戦する気になったのです。芸術的なメディアとしての 3D の可能性にはすぐに気付きました。最初は圧倒されましたが、その大きな可能性は私の心をとらえて離しませんでした。

3D 業界での初めての仕事は?

建築ビジュアライザーとして工事中のダンス スタジオのモデリングとレンダリングを行ったのが最初です。それは自分にとって非常に大きなことでした。仕事自体の規模もそうですが、他の建築学科の学生たちとの競争を勝ち抜いて仕事を手に入れたからです。3D の愛好家だったのが、突然プロフェッショナルと見なされ、好きなことをしてお金を貰えるようになったのです!

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング
Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

作品のインスピレーションはどこから得ていますか?

簡単にこうと言えませんが、学問的なコンセプトや手法に関して研究したことが、作品の多くに影響を与えていると思います。

また自然に深い関心があるので、何事にも自然の要素を組み入れるようにしています。さまざまなテーマを深く掘り下げているのが好きなので、いつしか興味をかき立てられて、その一部を 3D で作成することもあります。クジラについて読んだら、その日にクジラをスカルプトするといった具合です。また別の日には、何か食欲をそそるものを 3D で作成するなど、特定の課題を自分自身に設定することもあります。

こうした個人的なプロジェクトを通して、ソフトウェアでいろいろ試せています。それでやる気が出て、何時間でも作業を楽しめるのだと思います。

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

仕事で気に入っているところは?

たくさんありますが、一番気に入っているのは、無限の可能性を秘め、美しいアートワークを生み出せるさまざまなアーティスト向けツールを使用できることです。空のグリッドから本物そっくりの何かを作成できるのは、本当に特別なことだと思います。

仕事で一番苦手なことは?

UV マッピングです! 単調な作業ですから。幸い、時が経つにつれほぼ習慣化し、簡単になってきました。頭を使わない作業の間は、別のスクリーンにポッドキャストや TV 番組を流しておくのが好きです。それでも、3D 作業の素晴らしい面と比較すると、これも大したことではありません。

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

お気に入りの映画やTV番組を教えてください。

「タイガーキング」と「The Sinner -隠された理由-」を観たところです。どちらもそれぞれ魅力的でした。3D グラフィックスの観点から高く評価している TV 番組は「ラブ、デス & ロボット」です。それ以外にも、自然ドキュメンタリーや教育コンテンツをたくさん観ています。

ゲームでは何が好きですか?

一番面白かったゲームの 1 つは「Subnautica」ですね! 「ARMA 3」でも冒険を始めたばかりです。ええ、わかっています、遅れていますよね…

これまで手掛けたプロジェクトで一番満足しているのは何ですか?

本当に誇りに思っているアートワークが 2 つあります。1 つ目は、Maya で初めて作成したプロジェクトの 1 つである「Enlightened Monkey」です。芸術的で、かつセット要素を適切に合成した作品を Maya で制作できたのは、この時が初めてでした。残念ながら、そのシーンはテクスチャ作業に入る前になくしてしまいましたが、古くて遅いラップトップで苦労して作業を重ねたからこそ、シーンを完成したときの喜びと満足感が大きくなったのだと思います。

2 つ目のアートワークは、「Green Kitchen Interior」です。キッチンには少し珍しいカラーパレットに挑戦したので、その出来栄えには本当に満足しています評判は大変よく、私の最初の代表作となりました。

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

オートデスクのソフトウェアをどのように使用していますか?

実験や表現のためのアーティスト向けツールとして、オートデスク ソフトウェアを使用しています。Maya は私が最初に学んだソフトウェアで、粗いモデリングやシーン構成に便利です。手描きスケッチが本当に苦手なので、スケッチにもよく利用しています。

正確な計測が必要な作業には、3ds Max を使用します。ほとんどが建築ビジュアライゼーションの作業です。

3D 印刷が可能なものを作る際は、Fusion 360 を使用します。

これまで受けたアドバイスで一番役に立ったものは?

「本当に楽しいと思えることを見つけなさい。70 歳になるまでは仕事をすることになるのだから。その時まで楽しく過ごせた方がいいでしょう?」と誰かに言われことがあります。当時の私は(おそらく多くの他のティーンエイジャーと同じように)、どんなことでも楽しいのはある一時だけだと思っていたので、関心の対象を次から次に変えていました。

しかし、その後 3D に挑戦したときは、何ヵ月も空き時間を学習に当てました。非常に単純な作業でも、これほど興味深くて、飽きずに勉強できる経験をしたのはこれが初めてでした。ですから、これからずっと働ける分野がやっと見つかって幸せです。急速に進化している素晴らしい分野なので、すべての側面が非常にエキサイティングです。

Anders Christian Gade Skaarup 氏による 3D レンダリング

次に予定しているプロジェクトは?

現在は、プロジェクト パートナーと学士号のプロジェクトを作成しているところです。ジェネラティブおよびリアクティブ アニメーション、自然に関連したアルゴリズム、そして十分なストーリーの表現に取り組んでいます。参加者の自然に対する考え方や関係を新しくしたり、変化させたり、改めていくことを目的とした VR 体験になる予定です。これは自分にとって大切なテーマです。自然との関係が破綻した結果起きている問題に、私たち人間は今すぐ行動を起こして対処しなければならないと確信しているからです。


Anders についてもっと知りたいですか?

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メール:Anders@skaarup.cc


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