今月のAREAアーティスト特集はMani Salguero（マニ・サルゲーロ）さんです。3Dキャラクターアーティストとして複数の映画やテレビ作品で成功を収めているほか、個人プロジェクトでもスタイリッシュで鮮やかなレンダリングで、クリエイティブな3Dキャラクター・デザインとモデリングの才能を発揮しています。

こんにちは！エクアドル出身のアーティストで、カナダのバンクーバーに来ました。現在、ICONでモデラー／テクスチャーアーティストとしてスター・ウォーズ・ヤング・ジェダイ・アドベンチャーズのキャラクターアーティストとして働きながら、いくつかの学校で教えています。個人的なプロジェクトやフリーランス活動を通して、キャラクター制作の各工程を発展させることへの情熱を発見しました。現在では、グルーミング、モデリング、ライティング、テクスチャリング、シェーディング、コンポジットが得意です。

多くのアーティストと同じように、10代の頃は迷ったり落ち込んだりしていました。自分の人生で何ができるのかわからなかったが、絵を描くこととピアノを弾くことが好きだということはわかっていました。両親は音楽の道に進むことに反対だったので、絵を描くことが唯一の選択肢でした。その学期の1学期にデッサンを教えてくれる場所を見つけ、それ以来、振り返ることはありませんでした。私はただ信念を持って飛び込んで、ある時、3Dスカルプティング、テクスチャー、ライティングを学んだ後、私はそれが大好きになりました。個人的なプロジェクトが、私のクリエイティブの癒しにもなることに気づいたのです。ひとつのシーンにすべてのカラー、ライト、環境、キャラクターがあることの素晴らしさを知ったのです。勉強を続けながら仕事を始めたので、業界の仕組みを理解することができ、新しいプロジェクトが始まるたびに徐々に大きな責任を担うようになった。今では、新しいプロジェクトが始まるたびに、常に創造し、つながり、新しいスキルを身につけています。そして今もピアノを弾いています！

洋画、ピクサー、ディズニー映画、日本のアニメを見て育ったので、共感できる魅力的なキャラクターを見かけると、それを参考にしていました。形や構造が、顔や体に対する認識をどのように変えるかを理解するまで、試行錯誤の長い旅でした。

子供の頃からインスパイアされてきた映画やテレビ番組と、キャリアの中で出会った素晴らしいアーティストたちがミックスされています。『NARUTO-ナルト-』や『君の名は』のようなアニメや、『モアナ』や『リトルプリンス』（2015年）のようなアニメーションは感情を呼び起こし、アニメーションがいかに生涯にわたるつながりを築き、物語を語ることができるかを気づかせてくれました。アンドレス・アギラール、ペドロ・コンティ、ジュレン・ウルティアのようなアーティストは、他者とのつながりを忘れることなく、時間をかけて素晴らしいプロジェクトを生み出す方法を教えてくれました。

どの個人プロジェクトにも特別なものがある！でも、ひとつだけお気に入りを選ぶとしたら、細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』にインスパイアされた『BELLE』かな。このプロジェクトは、恐れずに自分を見せるというメッセージを伝えていると思います。多くの時間を費やした長い作業でしたが、ようやく結果が見えてきました。これは私の古いプロジェクト、ファイナルファンタジーのTIFAの進化版です。そのプロジェクトから学んだことをすべて取り入れ、改良し、BELLEに適用しました。

まだ『スター・ウォーズ ヤング・ジェダイ・アドベンチャーズ』に取り組んでいて、キャラクターのモデリングとテクスチャリングをとても楽しんでいます。個人的なプロジェクトとしては、毎年恒例のハロウィーンをテーマにしたレンダリングの第5弾を制作中で、過去4作のイースターエッグも盛り込む予定です。また、あるクールなアニメのプリンス・オブ・ファイヤーを題材にした新作にも着手しています！アニメ業界の新しいワークフローをよりよく理解するために、これらの新しいプロジェクトでよりカートゥーン的なアプローチを模索し、また、最近Artstationで自分のプロジェクトのプリントをリリースしました。今月末には、BELLEや私のワークフロー、開発中のトゥーンシェーダーに関する有益な情報を含むGumroadのコンテンツをリリースしたいと思っています。

Mani Salguero の他の作品はこちら。
https://area.autodesk.com/m/manisalguero/artworks