トレンド&テクノロジー / AREAギャラリーアーティスト
第6回:Vinícius Paciello
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今回の AREA 注目アーティストは、Vinicius Paciello 氏です! 私たちは以前から彼の美しい 3D 環境を高く評価しており、皆さんもきっと同じように思われることでしょう。ここでは彼の経歴と作品についてお話を伺います。
こんにちは! Vinicius と申します。29歳のシニア VFX デザイナーで、CGI の世界に入って 8 年になります。ブラジルのリオデジャネイロに住んでいます。
建築ビジュアライゼーションの分野に入ったきっかけは?
サンパウロにある UNICSUL という建築系のカレッジで、初めて建築ビジュアライゼーションを学びました。レンダリングに夢中になりすぎたあまり、建築については何も覚えていません。
その後、Digital Light というスタジオに常勤の建築ビジュアライゼーション アーティストとして就職しました。そこで数ヵ月働いた後、広告と VFX の知識を得るためにもっと勉強することを決めました。
作品のインスピレーションはどこから得ていますか?
私は、自分でデザインした写真が自分の作品だと考えるようにしています。ですから、一番のインスピレーションの源は写真と映画です。最近はカートゥーンやより様式されたものにも興味が湧いています。本堂に面白いですよ。
仕事で気に入っているところは?
変化があるところです。数時間かけてショットの問題点を解明しようとする日が数日続くこともあれば、四角形のポリゴンだけでサーフェスを構成する方法ばかりを考えている日もあります。
仕事で一番苦手なことは?
きちんと撮れていないせいで、最初からうまくいきそうにないフッテージを処理しなければならないときは困りますね。レンダリング時間も苦痛に感じることがありましたが、近頃はあまり気にならなくなっています。
お気に入りの映画を教えてください。
私が好きなのは効果的なストーリテリングの作品です。デヴィッド・フィンチャー監督やクリストファー・ノーラン監督の作品が特に気に入っています。
オートデスクのソフトウェアをどのように使用していますか?
3ds Max と Maya に、他のツールをいくつか組み合わせて日常的に使用しています。Flame もよく使っています。
3 D でキャリアを積みたい人へのアドバイスをお願いします。
制作の基本のステップをくまなく学び、3D/CG のゼネラリストになってください。その後で、好きな分野をより専門的に学びましょう。これは時間の無駄のように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。ゼネラリストであれば、専門分野に特化したアーティストと違い、多くの問題を多角的に考えて解決することができます。
「ゼネラリストであれば、専門分野に特化したアーティストと違い、多くの問題を多角的に考えて解決することができます」
これまで受けたアドバイスで一番役に立ったものは?
怠けていると二度手間になる。
次に予定しているプロジェクトは?
仕事で手掛けている新しい TV 番組と、プライベートで自宅にて制作中のプロジェクトがあります。もうすぐ AREA でお披露目できると思います!
Vinicius についてもっと知りたいですか?
本社AREAのギャラリーでは、3ds Max、Maya、Maya Creative、Mudboxなどのオートデスクのソフトウェアを使用したCGアーティストの最高の作品を展示しています。このコラムでは、その中の優秀な作品と作家を日本語にてご紹介します。あなたの作品もアップロードして、AREAコミュニティで共有しませんか?
*作品のアップロードには、Autodesk Accountが必要です。