トレンド&テクノロジー / AREAギャラリーアーティスト
第1回:Bertil Svanekiaer
- Maya
- コラム
今回のAREA ギャラリーの注目アーティストは、Bertil Svanekiaer 氏です。
彼は見事なレンダリングを作成する 3D アーティストで、ダイナミックな黒人キャラクターを得意としています。
ここでは彼の経歴、インスピレーション、そして作品についてお話を伺います。
こんにちは! 私は Bertil Toby Svanekiaer、ガーナのアクラ出身です。
3D キャラクター アーティスト、アニメーター、クリエイティブ ディレクターとして働いています。
私はまた、アニメーションとイラストレーションと通じて楽天的な社会的イデオロギーに働きかけることを目指すアニメーション スタジオ、Indigene B.R.O.S の共同設立者でもあります。
3D 業界に入ったきっかけは?
「私には夢がありました」 それはゲームを作ることでした。
2004 年、Naasei と名乗る知らない男性から電話をもらいました。彼は自分のゲーム プロジェクトにアーティストを募集していました。誰かが私を推薦してくれたようです(その人がどうやって私を知ったのかは今でもわかりませんが、彼に引き合わせてくれたことに感謝しています)。当時の私は 3D について何も知りませんでしたが、ゲームを作れることにワクワクしました。
そうしてチームに加わって、私の 3D キャリアがスタートしたというわけです。
3D 業界での初めての仕事は?
Naasei が創設した Optec という会社の仕事が最初でした。私に任されたのは、シンプルなゲーム セットのモデリングとテクスチャリングです。そこから、3D ソフトウェアとその機能を勉強していくにしたがって、私の 3D への関心は急激に高まっていきました。
作品のインスピレーションはどこから得ていますか?
生活全般ですね。周りの人たち、家族、友人、ほかのアーティストたちや経験です。どういう訳か、私はアフリカ人の髪の毛をリアルに再現するのが大好きになりました。
仕事で気に入っているところは?
モノを作れること、生命を吹き込めること、それに対するほかの人の反応を見られるところです。そのときの気分はお金では買えません。
仕事で一番苦手なことは?
リトポロジです。以前は UV マッピングが大の苦手でしたが、Maya の新バージョンではかなり簡単になりました。リトポロジ プロセスも遅かれ早かれ向上すると思います。
3D 業界にどんなことを期待しますか?
ガーナでは 3D を 1 つの業界とみなすことはほとんどないんです。それはそれとして、私はもっとたくさんの人に 3D に入ってほしいですね。とても幅広い分野ですから、全員にチャンスがあると思います。
これまで手掛けたプロジェクトで一番満足しているのは何ですか?
「Friday」というタイトルの作品です。とても気に入っているだけでなく、その制作プロセスを通じてたくさんのことを学んだからです。
あなたの 3D パイプラインについて教えてください。
私の 3D パイプラインでは ZBrush、Substance Painter、Photoshop、After Effects など、たくさんのソフトウェアを使用しますが、主に使っているのは Autodesk Maya です。
3D 業界に入ったばかりの人へのアドバイスをお願いします。
決してあきらめないこと、そして学ぶことをやめないことです。
次に予定しているプロジェクトは?
私は現在、私的なプロジェクトをいくつか手掛けています。XGen を使ってアフリカ人の髪の毛を再現する方法についてのチュートリアルです。どんなものが出来上がるか本当にワクワクしています。近いうちに私の YouTube チャンネルで公開できたらと思っています。
Bertil についてもっと知りたいですか?
本社AREAのギャラリーでは、3ds Max、Maya、Maya Creative、Mudboxなどのオートデスクのソフトウェアを使用したCGアーティストの最高の作品を展示しています。このコラムでは、その中の優秀な作品と作家を日本語にてご紹介します。あなたの作品もアップロードして、AREAコミュニティで共有しませんか?
*作品のアップロードには、Autodesk Accountが必要です。