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第6回:3DCGビジネス導入の流れ

2009.09.25

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  • 建築・製造・広告
こんにちは、パーチ長尾です。

前回は「どうやったら『CAD』から『魅力的な広報宣伝用ビジュアル』ができるのか」が分かるように、3DCGビジュアル(製品基本カット)の一般的な制作工程についてお伝えしました。

3DCGデータはWebやテクニカルムービー、カタログなど様々な媒体に流用できるので、ビジネスチャンスがたくさんあります。そのため印刷会社さんを始め、写真プロダクションさん、建築系CG制作会社さんなど、色々な職種の制作会社さんが参入されています。

では、それぞれの会社はどのような経緯でこのビジネスを始めて、どんなふうに導入を進めていったのでしょう。今回は2つの事例を見てみたいと思います。


「3DCGビジネス導入の流れ」<印刷会社A社さんの場合>

ービジネス導入を決めた経緯ー
・昨今ではこれまでの差別化要因だった「Web、デザイン、高品質、画像処理」ができる印刷会社はいくつもあって、最終的には「価格」で受注が決まるようなことが多く、新たな差別化要因が早急に必要だった。
・「3DCGサービスをきっかけにして仕事を増やしている」という競合の話を聞いたので、取引先に3DCGの利用意志があるか聞いてみたところ、好印象だったので導入を決めた。広告主にとって3DCGを利用するメリットがたくさんあったので、ほかの取引先でも受注できるだろうと予測した。

ービジネス初期の問題点ー
・競合のほうが仕上がりが良く、自分たちは営業面でも人材面でも遅れていたこと。

ー解決策ー
・画づくりに関してはライティングがうまくできなかったので、レッスン料を払って外部カメラマンに指導を受け、徐々に写真品質に近づけていった。
・営業面は、事例が増えるにつれて力がついていった。
・優秀な人材を入れるために専門のコンサルタントに相談した。

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「3DCGビジネス導入の流れ」<印刷会社B社さんの場合>

ービジネス導入を決めた経緯ー
・それまで印刷本業しか行っていなかったが、小規模なため、印刷業での競争を続けていくことが厳しくなった。
・事業拡大のため新規ビジネスとして導入した。

ービジネス初期の問題点ー
・3DCGや動画に関する知識がなく、どうすれば情報を得られるのか分からなかった。
・営業先がどこにあるのか分からなかった。

ー解決策ー
・3DCGビジネスに関するセミナーがあることを知って、受講した。
・長年お仕事をさせていただいていたお客様に3DCGによる広告宣伝のメリットを理解していただくと、スムーズに受注できた。
・1つめの仕事がうまくいって、次の仕事に進めた。

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今回は2つの印刷会社さんの導入初期の流れを見ましたが、3DCGビジネスには「1つの仕事が、ほかの仕事に派生していく」という特徴があって、制作できる範囲が広がれば広がるほど、事業を拡大できます。
「3DCGサービスを始めて仕事が増える」のは、現代の広告手法が3DCGに合っているから、ということでもあり、静止画の仕事を1つ取りに行ったつもりが、「Webの仕事も取れた」というようなことが起こります。

また、デザインビズの世界では印刷業界さんが多く活躍しています。これは製造メーカーさんとの直接の取引があり、信頼関係が深いということが一要因のようです。

次回は写真プロダクション、建築系CG制作会社の導入事例を見てみましょう。
PERCHではデザインビズに関する知識や技術を高めるセミナーを毎月実施しています。
プラスになるセミナーがあったら利用してみてください。

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