トレンド&テクノロジー / PERCH長尾の知っ得!デザインビズ必読ポイント!
第2回:広告業界がデザインビズに注目!『基礎から始める3DCG広告写真』セミナーリポート
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こんにちは、パーチ長尾です。
5月26日に雑誌『コマーシャル・フォト』(玄光社)さん主催で、Design Visualizationセミナーを開催しました。
フォトグラファーと広告クリエイターの方のための専門誌ですが、今回は『3DCGによる広告写真制作』というテーマで、カメラマンの撮影ノウハウを3DCGに加味していく『3DCGフォトグラファー』という仕事の視点からお話ししました。CGクリエイターさん、カメラマンさん、建築ビズ制作会社の方、グラフィックデザイナーの方、メーカーの開発部の方など、たくさんの方に参加いただきました。
3DCGによるビジュアル制作は、10年ほど前から、自動車や住宅、キッチンメーカーから始まり、3DCGならではのメリットやメーカー内の事情から、現在、様々な業界が『広報宣伝用ビジュアル』として活用しています。
広告業界の方も注目するようになったのは、撮影件数が年々減ってきているという事実、3DCGソフトの著しい進化、3DCGで制作された広告事例が増えたこと、また昨今では商品(モックアップ)が撮影に間に合わないことが多く、制作時間が短くなっているなど、従来のやり方では対応しきれない問題が出てきたからです。
セミナー構成は、デザインビズ業界の現状、CG制作の基本的な話、最適なソフトの紹介、お役立ちサイトの紹介、質疑応答という流れです。
参加された方々が特に興味を引かれていたのは、『3DCGによる広告写真(3DCGフォト)が広報宣伝用ビジュアルとして使われるということは、3DCGが今までの「撮影」によるビジュアルの品質を保つ、またはそれ以上のビジュアル制作が求められている』、という点です。そうでないと広告主も納得しません。
広告業界がデザインビズに注目しているのも、3DCGの品質が上がり、またWebや動画に応用できるなど、現代のコマーシャル手法に3DCGなら対応できるからです。
『3DCGフォト』や『フォトライク』という言葉があるように、いま3DCGは『写真』として、広報宣伝用ビジュアルに使われています。3DCGを使うと、モックアップの代わりにCADを使ってコスト削減になるとか、静止画/動画のマルチユースが実現するとか、3DCGだから可能になった「海外でのシチュエーションシーンの考察」など、広告主にとって3DCG化のメリットはたくさんあり、広がってきている理由が分かります。
では今後、ビジュアル制作の現場ではどんな人材、制作手法が求められていくのでしょう。
『3DCGフォト』はカメラマンさんのライティングノウハウと、CGクリエイターさんのCGソフトの知識で完成します。冒頭の『3DCGフォトグラファー』は、これまでのノウハウ+3DCGによるビジュアル制作をするための新たなポジション、更なる進化を問われています(*『魅力的な3DCGフォト』を作るポイントについては、このコラムの第1回をご覧ください)。
今回のセミナーは主にクリエイターの方に向けた内容でしたが、次回のコラムでは、パーチもモデレーターとして参加したAutodesk Solution Day 2009の特別セッション『製造メーカー内部で制作される広報宣伝用ビジュアル』(パナソニック電工×ケンウッドデザイン×PERCH)のリポートをお届けします。
製造メーカー内で広報宣伝用ビジュアルを3DCG制作している企業2社によるパネルディスカッションは又とないキャスティングで、製造メーカーの視点から「3DCG化した理由、メリット、抱えている問題点」などをお聞きすることのできた、大変貴重なセッションでした。ご期待ください。
* 7月に広告業界でも広がる『3DCG』について詳しく分かる『印刷、写真、広告業界向けデザインビズセミナー』が、名古屋、大阪、東京の3箇所で開催されます。業界の現状や課題が見えてくる無料セミナーですので、デザインビズについて知りたい!という方は是非ご参加ください。(こちらのイベントは終了しました。)
5月26日に雑誌『コマーシャル・フォト』(玄光社)さん主催で、Design Visualizationセミナーを開催しました。
フォトグラファーと広告クリエイターの方のための専門誌ですが、今回は『3DCGによる広告写真制作』というテーマで、カメラマンの撮影ノウハウを3DCGに加味していく『3DCGフォトグラファー』という仕事の視点からお話ししました。CGクリエイターさん、カメラマンさん、建築ビズ制作会社の方、グラフィックデザイナーの方、メーカーの開発部の方など、たくさんの方に参加いただきました。
3DCGによるビジュアル制作は、10年ほど前から、自動車や住宅、キッチンメーカーから始まり、3DCGならではのメリットやメーカー内の事情から、現在、様々な業界が『広報宣伝用ビジュアル』として活用しています。
広告業界の方も注目するようになったのは、撮影件数が年々減ってきているという事実、3DCGソフトの著しい進化、3DCGで制作された広告事例が増えたこと、また昨今では商品(モックアップ)が撮影に間に合わないことが多く、制作時間が短くなっているなど、従来のやり方では対応しきれない問題が出てきたからです。
セミナー構成は、デザインビズ業界の現状、CG制作の基本的な話、最適なソフトの紹介、お役立ちサイトの紹介、質疑応答という流れです。
参加された方々が特に興味を引かれていたのは、『3DCGによる広告写真(3DCGフォト)が広報宣伝用ビジュアルとして使われるということは、3DCGが今までの「撮影」によるビジュアルの品質を保つ、またはそれ以上のビジュアル制作が求められている』、という点です。そうでないと広告主も納得しません。
広告業界がデザインビズに注目しているのも、3DCGの品質が上がり、またWebや動画に応用できるなど、現代のコマーシャル手法に3DCGなら対応できるからです。
『3DCGフォト』や『フォトライク』という言葉があるように、いま3DCGは『写真』として、広報宣伝用ビジュアルに使われています。3DCGを使うと、モックアップの代わりにCADを使ってコスト削減になるとか、静止画/動画のマルチユースが実現するとか、3DCGだから可能になった「海外でのシチュエーションシーンの考察」など、広告主にとって3DCG化のメリットはたくさんあり、広がってきている理由が分かります。
では今後、ビジュアル制作の現場ではどんな人材、制作手法が求められていくのでしょう。
『3DCGフォト』はカメラマンさんのライティングノウハウと、CGクリエイターさんのCGソフトの知識で完成します。冒頭の『3DCGフォトグラファー』は、これまでのノウハウ+3DCGによるビジュアル制作をするための新たなポジション、更なる進化を問われています(*『魅力的な3DCGフォト』を作るポイントについては、このコラムの第1回をご覧ください)。
今回のセミナーは主にクリエイターの方に向けた内容でしたが、次回のコラムでは、パーチもモデレーターとして参加したAutodesk Solution Day 2009の特別セッション『製造メーカー内部で制作される広報宣伝用ビジュアル』(パナソニック電工×ケンウッドデザイン×PERCH)のリポートをお届けします。
製造メーカー内で広報宣伝用ビジュアルを3DCG制作している企業2社によるパネルディスカッションは又とないキャスティングで、製造メーカーの視点から「3DCG化した理由、メリット、抱えている問題点」などをお聞きすることのできた、大変貴重なセッションでした。ご期待ください。
* 7月に広告業界でも広がる『3DCG』について詳しく分かる『印刷、写真、広告業界向けデザインビズセミナー』が、名古屋、大阪、東京の3箇所で開催されます。業界の現状や課題が見えてくる無料セミナーですので、デザインビズについて知りたい!という方は是非ご参加ください。(こちらのイベントは終了しました。)