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第7回:製造メーカーにおける広報宣伝用ビジュアル制作の3DCG化

更新日 2009.10.16

こんにちは、パーチ長尾です。

今回はいまトレンドになっている「製造メーカーにおける広報宣伝用ビジュアル制作の3DCG化」について、お伝えします。

以前このコラムの第3回(Autodesk Solution Day 2009のレポート)でも取り上げたことがありますが、いま広報宣伝活動用ビジュアルを製造メーカー内部で作る企業さんが増えています。
あのイベント以来、私のところにも製造メーカーの広報宣伝担当者の方から立て続けにご相談をいただいていて、この傾向は強くなっているようです。

では、具体的にどのようなメリットや背景があって、3DCGが必要とされているのでしょうか。
今回はその実情を知るのにちょうどいいイベントが近々開催されることもあり、コラムの予定を変更して、ご紹介していきたいと思います。

広報宣伝担当者が「3DCGを利用したい」と思う理由は大きく見て2つあります。


3DCG導入メリット1:販促物制作の前倒しができる(スケジュールの遅れを取り戻す)

消費者のニーズが多様化し商品ライフサイクルが短くなった現代では、新商品の開発が次々と行われています。そのため商品開発の現場はいつもスケジュールが押していて、「撮影をしたいときに撮影用モックアップが間に合わず、充分な販促活動ができない」というのは大きな問題でした。

そこでCADデータを利用して3DCGビジュアルを作るという手法を取ると、モックアップを制作する必要が無くなり、その分、早く写真が出来上がるようになりました。その結果、競合他社に先駆けて、「スペシャルサイト」や「製品発表会」で商品を紹介するということも可能になりました。

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3DCG導入メリット2:販促物制作コストの削減ができる

3DCGを広報宣伝活動に使うと、コスト削減にもなります。モックアップの制作費の削減、ロケセット制作費用の削減を始め、撮影に付随して必要だったコストが削減できます。
また、3DCGは複数の媒体に流用しやすいので、総合的なコスト削減に繋がります。カタログ、ポスター、Web、イベント、店頭POPなど現代の広告手法に合った媒体に展開できます。

では、このような広報宣伝用ビジュアルの3DCG化は、どのように始まり、広がってきたのでしょう。


3DCGを導入していった業界の流れ -自動車メーカーから化粧品、食品まで-

3DCGを広告に利用し出したのは自動車メーカーが最初で、10年ほど前からです。モックアップ制作費用が非常に高いのでコスト削減したかったこと(1台制作するのに1億円掛かるようなこともありました)、機密性が高いのでできるだけ外部(撮影スタジオやロケ先など)に出したくないなどの事情があり、3DCGを導入しました。また、広告写真は今でこそロケ撮影との合成をしていますが、昔は海外に車両を運んで撮影していましたので、ロケ費を始めとする撮影費用は莫大なものでした。

次に不動産、住宅メーカー、住宅設備メーカーが利用を始めました。やはり製品開発が撮影に間に合わない、コスト削減をしたい、というのが大きな理由です。
続いて家電メーカー、家具事務機、建材メーカー、産業用機器、化粧品、飲料、食品など、実に多くの業界で使われています。

製造業界では「自動車メーカーの5年後を追う」という通説があるそうですが、広報宣伝活動の手法として3DCGを導入していくということもそのうちの1つになっているようです。結局、製造設計にCADを利用しているところはみんな3DCGに移行していくと思います。

02_img.jpeg
図 (自動車、口紅、ドライヤー):3DCGで制作された広報宣伝用ビジュアル

それから、社内で3DCGビジュアルを制作するメリットについても触れておきましょう。 3DCGビジュアルはCADデータを基にして制作しますので、設計部からデータを借りることになります。このデータの貸し借りを外部とやるとやりとりに手間が掛かりますが、社内なら外部に比べれば手間が掛からず、効率的です。
また、製品デザインをしている社内の各部門から製品特徴を聞くこともできるので、より広告コンセプトを意識したビジュアル制作が可能になり、消費者により良く伝えることができます。

このようなメリットや背景があって、あらゆる業界の広報宣伝担当者の方が3DCGに期待されています。私たちも「導入を決めて、効率的に3DCG化を実施したい」という企業さんからサポートを受けたいというご相談をいただいています。

さて、今回はそんな「製造メーカーにおける広報宣伝用ビジュアル制作の3DCG化」について聞けるイベントがあるので、お知らせします。10年前から3DCGを導入されている製造メーカーの方のお話を聞ける貴重な機会ですので、ご興味のある方はお早めにお申込みされることをお勧めします。


「製造業界向けデザインビズセミナー」
<大阪>
10月27日(火) 梅田スカイビルタワーウエスト22階 E会議室 13:30ー18:00 (受付開始 13:00)
<東京>
10月30日(金) 青山テピアホール4階 TEPIAホール 13:30ー18:00 (受付開始 13:00)

こちらのセミナーでは、10年前から社内で3DCGによる広報宣伝用ビジュアルを制作している<パナソニック電工>の中村氏が制作事例を基に、3DCG化のメリット、導入を成功させるポイントなどを製造メーカーの視点でお話しされます。
パーチでも3DCGによる広報宣伝活動を成功させた企業が得た思いがけないメリットや、会社の規模・利用方法に応じて得られるメリットや導入方法についてお話しします。


次回は「Autodesk University Japan 2009」の開催に先駆けて、パーチのセッションである「3DCGビジュアル制作」や「ビジネスプレゼン」に役立つ情報をお伝えしたいと思います。


PERCHではデザインビズに関する知識や技術を高めるセミナーを毎月実施しています。プラスになるセミナーがあったら利用してみてください。

■10月開講決定!『デザインビズに特化した』3DCGビジュアル制作技術を身に付ける講座
「デザインビジュアライゼーション クリエイター育成講座」(全9回)
http://www.perch-up.jp/design-viz/dviz_school.html

■「パノラマHDR撮影講座」12月18日(金)
http://www.perch-up.jp/design-viz/seminar_hdr.html

詳細(PERCHセミナーページ)はこちらから
http://www.perch-up.jp/design-viz/seminar.html


更新日 2009.10.16
著者プロフィール
長尾 健作
長尾 健作
株式会社パーチ
大手制作会社での、デジタル化の推進、ビジュアライゼーション事業の起ち上げを担当。ビジュアライゼーション事業の起ち上げでは、営業戦略立案、人材戦略立案/組織作り/人材教育、サービス開発、技術開発、設備計画の立案など事業起ち上げに必要な全て行程の責任者として参画。独立後はビジュアライゼーション事業を起ち上げる、または拡大をされる企業様のサポートを行うコンサルティングサービスを提供。また、これまで経験から問題が起りやすい点や必要となる教育内容を解決するセミナーや、ツールを開発しています。
HP:www.perch-up.jp/

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