
Maya 2027 新機能
Maya 2027がリリースされました。
このバージョンには、MotionMakerの新しい標準キャラクター、ngSkinToolsをベースにしたスキニング ツールセット、AIを活用したツールであるAutodesk Assistantなどが含まれます。
アップデートの詳細な情報についてはヘルプページの新機能をご確認ください。
MotionMaker 標準キャラクター馬の追加
MotionMaker に新しい標準の馬キャラクター adsk_equine が追加され、馬のキャラクターのモーション生成が可能になりました。
このキャラクターはモーション生成ではdefaultという名前のトレーニング済みモデル(歩行や走行など)を使用し、Movementの設定ではjump(ジャンプ)を選択することができます。
これらのツールを制作ワークフローで使用する実践的なガイドについては、「MotionMaker の概要」を参照してください。
Flow Studio に接続
Maya内のステータス行(サインイン ドロップダウンの横)にある専用ボタンからFlow Studioにアクセスできるようになりました。
Autodesk Flow Studioは、クラウドベースのAI 3Dツールセットです。複雑な設定を行うことなく、実写の映像を元にキャラクターアニメーションを作成することができます。
生成されたアニメーションは3Dシーンファイルで書き出すことができ、Maya、Blender、Unreal Engine、USDに対応しています。
また、2026年2月のアップデートでは、3Dモデル生成機能も追加されています。
Maya ベースのワークフローでの使用方法の詳細については、Maya の学習チャネルのこちらの動画を参照してください。
詳細については、「Flow Studio から Maya へ」を参照してください。
スキンツールの追加
ngSkinTools をベースにした最新の完全に統合されたスキニング ツール セットが組み込まれました。完全なレイヤベースのシステム、高度なマスキング、ミラー ツールを Maya で直接利用できます。
このスキン ツールは、Maya のキャラクター スキニングに非破壊的でレイヤベースの新しいアプローチを導入しており、これにより、複雑なデフォメーションの調整、反復、解決がより高いコントロール性を持って容易に行えるようになります。
機能の詳細については、「スキン ツールの概要」を参照してください。
また、これらのツールを制作ワークフローで使用する実践的なガイドについては、「スキン ツールのクイックスタート チュートリアル」を参照してください。
シーケンサの更新
Maya 2027 ではシーケンサのワークフローと操作性が改善され、ショット編集、整理ツール、グループ機能、およびプレイブラスト出力が更新されています。
- ショットのトリミングおよびタイム スケーリングは、エッジ ベースの操作コントロールを使用するようになりました。
- ショットを整理するための追加の視覚ツールが提供されるようになりました。
- ショット グループの動作が改善されました。
- プレイブラスト コントロールは、専用のプレイブラスト(Playblast)メニューから使用できます。
- 新しいシーケンサ ワークスペースでは、Sequencer Editor と関連パネルに簡単にアクセスでき、検出性とレイアウト効率が向上します。
詳細については、「シーケンサのインターフェイスとワークフローの更新」および「シーケンサ」を参照してください。
スマートベベル
Maya 2027 にスマート ベベルが導入され、よりクリーンで複雑なベベルを簡単に実現できるようになりました。
スマート ベベルは複数のエッジに作用し、サーフェスに沿って両方向へ外側に広がり、基本となるトポロジではなく、メッシュの形状に沿って移動します。
従来のベベル ツールは既存のエッジによって制限されます。スマート ベベルは曲率と流れに適応し、複雑なトポロジや不均一なエッジ間隔に制約されません。複雑なメッシュでもクリーンな結果を生成し、不規則なメッシュでもより予測可能な結果を得ることができます。
スマート ベベルは、交差メッシュを作成するブール演算後に特に有効です。交差するメッシュでは、高密度で不均一なジオメトリが生成されることが多く、ベベル処理が難しくなる場合があります。スマート ベベルはブール交差でより予測可能なブレンドを生成し、滑らかなトランジションを実現できます。これにより、手動でのクリーンアップ作業を大幅に削減できます。
USD for Maya の更新
USD for Maya には、Component Creator と Variant Manager という強力な新しいアセット作成ツールが追加されました。
Component Creator
新しい Component Creator を使用すると、選択したオブジェクトを 1 回のクリックで構造化された USD ステージに変換できます。1つのアセットとしてまとめることも、バリアントとして整理することも可能です。また、テンプレート ファイルを適用して、生成されるプリミティブ構造をコントロールすることもできます。
Variant Manager
アセットをバリアントとして構成すると、新しいUSD Variant Manager が一元管理を提供します。すべてのバリアント セットがわかりやすく統合されたインターフェイスで表示され、アクティブなバリアントの切り替え、バリアント セットの追加、削除、修正をすべて 1か所で行うことができます。
LookdevX for Maya の強化
LookdevX 2.0.0 for Maya では、UV テクスチャ メニューの拡張、移植性、アーカイブ機能、アイコンの更新が追加されています。
- UV エディタのテクスチャ メニューの拡張
- MaterialX ドキュメントの相対パス対応
- より柔軟なシェーディング ワークフロー(MaterialX 1.39.4)
- MaterialX でのシーンのアーカイブ(Archive Scene)のサポート
- アイコンの更新
新機能、改善点、バグ修正の完全なリストについては、「LookdevX for Maya 2.0.0 リリース ノート」を参照してください。
Autodesk Assistant(テクニカルプレビュー)
Maya 2027 では Autodesk Assistant が導入されました。これは AI を活用したツールであり、製品内から直接、機能やワークフローに関する情報をすばやく見つけることができます。
Maya の機能について質問すると、学習や作業をより迅速に行うための明確なガイダンスを受け取ることができます。
例:
- シーンにカメラを追加するにはどうすればよいですか。
- 3 ポイント ライトのセットアップを作成するにはどうすればよいですか。
- オブジェクトにマテリアルを適用するにはどうすればよいですか。
- キーフレームを編集するにはどうすればよいですか。
- USD に書き出すにはどうすればよいですか。
Assistant はオートデスク製品ドキュメントを参照して、関連性のあるコンテキストに応じた回答を提供します。
Bifrost 3
Bifrost 3.0.0.0 には、リジッド ボディ ダイナミクスのパフォーマンス向上、高解像度でのリアルな水滴やスプラッシュのための表面張力設定など、多くの改善が含まれています。
- 非同期評価により、バックグラウンドで計算を実行している間も、Bifrost エディタで作業を続行できます。
- リジッド ボディ シミュレーションには、ヒンジやスライダなどの新しいコンストレイントが追加されています。
- 海洋表面シミュレーションをガイドとして使用し、液体シミュレーションにスプラッシュや水滴を追加できるようになりました。
- リギングの更新では、まぶたの変形を操作する eye モジュールや、鎖状・樹状構造における 2 次アニメーション用のロッド ソルバが追加されました。
- トランスフォームには、パラメータ値を入力するための新しいユーザー フレンドリなウィジェットが追加されています。さらに、ビューポートで Bifrost マニピュレータを使用しながら、ピボットをインタラクティブに設定できるようになりました。
- 多くの新しいノードとサンプル グラフが追加されました。
Arnold for Maya 5.6.0
Maya 2027にはArnold for Maya 5.6.0が含まれます。
このバージョンでは、パフォーマンスの向上、新しいシェーダの追加などいくつかの改善が行われています。
- パフォーマンスの向上には、軽量な USD インスタンス化、グローバル ライト サンプリングの改善、ミップマッピングされた CPU ボリューム、GPU ボリューム レンダリングの高速化、TX ファイル処理の高速化が含まれます。
- 新しいヘア散乱モード、新しいライン シェーダと nearest_points シェーダ、OpenPBR サーフェス薄膜の改善。
- より柔軟なライト サンプリング、負の密度を持つライト ブロッカー。
- Bloom aperture モードと色分散。
- GPU の機能強化には、Linux でのノイズ除去、NVIDIA Blackwell のサポート、より効率的なインスタンス化、モーション ベクトル シェーダのサポートが含まれます。
- Arnold for Maya では、Arnold レンダー ビューにライブ レンダリング レポートが追加されました。
MotionMakerの改善
- キャラクターが定義されたパスにより自然に追従するようになり、位置および時間ベースのスナップを調整するための新しいパス ロケータ アトリビュートが追加されました。
- MotionMaker エディタは Maya のホットキー エディタを通じて追加のホットキーをサポートするようになりました。
- キーのコピー、貼り付け、スナップ、削除を行うためのコンテキスト右クリック メニューが MotionMaker エディタに追加されました。
- MotionMaker エディタの位置が Maya ワークスペースとともに保存され、Maya を再起動すると復元されるようになりました。
- モーションを生成(Generate Motion)ボタンのツールチップに、割り当てられているホットキーが表示されるようになりました。
グラフ エディタ
グラフ エディタの自動(Auto)、混合(Mix)、イーズ(Ease)、カスタム(Custom)のボタンが、専用のツールバー グループに整理されました。このグループは既定では折りたたまれています。
カラー管理
Maya は、OpenColorIO ライブラリの最新バージョンである OCIO v2.5.1 を使用するようになりました。
Substance 3.0.5
Maya 2027 には、エンジン バージョン 9.0.1 を使用し、安定性およびその他の修正を含む Substance 3.0.5 が含まれています。
FBX にユーザー法線を読み込む
FBX 読み込みオプションにユーザー法線を含めるオプションが追加されました。









