Maya 2025 リリース
Autodesk Maya 2025 がリリースされました。
Maya 2025では複雑なデザインを作成するための新機能が導入されました。スマート押し出し機能、新しくなったドープシート エディタ、モーショントレイル エディタの追加など、改善された新しいモデリング ツールやアニメーション ツールにより、クリエイティブな作業の品質と効率が向上します。
Bifrost で、海の波をシミュレートする BOSS と、Bifrost の液体シミュレーションをすばやくメッシュ化する機能を使用することにより、編集作業の生産性が向上します。またLookdevX と Maya-USD の継続的な改善により、コラボレーションを行って作業効率を上げることができます。
ポリゴン ベベル フィルタ
新しいポリゴン ベベル フィルタ セクションがpolyBevelノードのアトリビュート エディタに含まれるようになりました。新しいフィルタを使用すると、メッシュ上の特定のエッジにベベルをすばやく適用できます。[選択したエッジ]を使用するとオブジェクト上の特定のエッジにベベル効果を適用できます。[ハード エッジ]と[角度によるエッジ]フィルタは基準を満たすエッジに適応されます。
スマート押し出し
スマート押し出し 機能は、ポリゴンメッシュのフェイスを増やしてエクストルードを行うだけではなく、メッシュ ジオメトリ自体を削るようなモデリングが可能です。
デフォメーション ウィジェット
新しいデフォメーション ウィジェットがアトリビュートエディタに追加され、ノードグラフを参照せずにデフォメーションチェーンを管理できるようになりました。オブジェクトに影響を与えるデフォーマリストを表示できます。このリストテーブルでは、各デフォーマの基本情報 (頂点数、コンポーネント タイプ、基本的な重み付け情報) に簡単にアクセスできるほか、それらを並べ替えたり有効化したり無効にしたりする機能も提供されます。
新しいドープシート エディタ
ドープシート エディタが一新されました。より多くの機能が追加され、操作性、視認性も向上しました。ドープシート エディタを使用すると、密なキーフレーム群を簡単に操作でき、大規模なタイミング編集を行うことができます。
モーショントレイル エディタ
モーショントレイルのシステムが更新され、より効果的で柔軟な機能になりました。 モーショントレイルに関連するものはすべて、モーショントレイル エディタにまとめられています。
グラフエディタのキー削減ブラシツール
新しいカーブ スカルプト ブラシであるキー削減ブラシツールがグラフエディタのカーブ スカルプト ツールに追加され、密に設定されたカーブ上のキーを間引くことができます。ブラシを使用してキー削減の作業を直接的かつ直感的な方法で実行でき、冗長なキーを選択的に削除し、アニメーションカーブの全体的な形状を維持できます。
LookdevX MaterialXのMayaジオメトリへのアサイン
MaterialX データ形式のサポートが強化されました。マテリアルを Mayaジオメトリに直接割り当てることが出来ます。
Bifrostグラフ BOSSのサポート
新しい BOSS (Bifrost 海洋シミュレーション システム)ノードは、Bifrost 流体プラグインの BOSS と同様に、波や泡を使用して海洋をシミュレートすることができますが、これをBifrostグラフで使用できるようになりました。時間と距離に伴い、風によって動かされる水の表面に対して波を作成し、それらをコライダによって発生する航跡や波紋と組み合わせることができます。
新機能の詳細については
Maya
2025
の新機能ページ
をご覧ください。
その他
2025
で修正された項目並びに既知の問題は、
Maya
2025
リリースノート
でご覧いただけます。
Maya 2025 新機能解説
*上記価格は年間契約の場合の1ヶ月あたりのオートデスク希望小売価格(税込)です。