トレンド&テクノロジー / AREAギャラリーアーティスト
第18回:Kenan Destanovic
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今月のAREAアーティスト特集はアーティストのKenan Destanovic(ケナン・デスタノビッチ)さんです。ボスニア・ヘルツェゴビナを拠点に活動するケナンは、建築のビジュアライゼーションを専門とする3Dアーティストです。
これこそ私のやりたい仕事だと思った瞬間は?
初めて3ds Maxで3Dモデルとビジュアライゼーションを作った時です。
3D業界における最初の仕事は何でしたか?また、その仕事はいかがでしたか?
私の最初の仕事は、素晴らしいチームと3Dクリエーターと共にインディーゲームのプロジェクトに参加したことです。私たちは、ホラーサバイバルゲームに取り組みました。自分が作った3Dモデルがゲーム環境の中で命を吹き込まれるのを見るのは最高でした。
作品にインスピレーションを与えるものは何ですか?
アーキビズ業界で働いているので、写真、建築、自然などからインスピレーションを受けることが多いです。
仕事の魅力は何ですか?
ほとんど全てですが、主に複雑なアイデアやコンセプトをレンダリングで伝えられることです。
仕事で一番嫌いなことは何ですか?
一番嫌いなのは、UVWアンラップです。このプロセスは時間とともに簡単になりましたが、少し退屈に感じることがあります。しかし、モデルを適切にアンラップすることの重要性は、いくら強調してもしきれません。
これまでに手がけたプロジェクトで、最も誇りに思っているものは何ですか?
数年前のオンラインコンテストで制作した「Safe Haven」というプロジェクトです。あれからずいぶん経ちましたが、コンセプトを考えてそれを実現したことが誇りです。
これまでのキャリアで、最も貴重なアドバイスは何ですか?
さまざまな3Dの分野で実験することに時間を費やすことです。そうすれば、何が一番自分に合っているかがわかり、それにほぼ集中することができます。私はこのアドバイスに従って、ハードサーフェスモデリングと建築ビジュアライゼーションが好きなことを学びました。
次はどんなプロジェクトに取り組むのですか?
現在は、仕事用のビジュアライゼーションの作成で完全に頭がいっぱいです。リアルさを重視するため、細部にまでこだわる必要があります。
Kenanの作品をもっと見るには?
本社AREAのギャラリーでは、3ds Max、Maya、Maya Creative、Mudboxなどのオートデスクのソフトウェアを使用したCGアーティストの最高の作品を展示しています。このコラムでは、その中の優秀な作品と作家を日本語にてご紹介します。あなたの作品もアップロードして、AREAコミュニティで共有しませんか?
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