トレンド&テクノロジー / AREAギャラリーアーティスト
第8回:Dan Rodgers
- 3ds Max
- コラム
今回の AREA 注目アーティストは、Dan Rodgers 氏です! 私たちは、Dan の遊び心あるカラフルなレンダリングが大好きで、皆さんにもぜひ知ってもらいたいと考えています。ここでは彼の経歴と素晴らしい作品についてお話を伺います。
こんにちは、Dan Rodgers です。イギリスのヨークシャー出身で、独学の 3D アーティストになりました。現在はオーストラリアのメルボルンで働いています。
日中はメルボルンの Mr. P Studios で、クリエイティブ リードとして建築や製品のビジュアライゼーションに主に携わっています。空き時間にはデザイナー/イラストレーターの Ilana Exelby 氏と The Stompin’ Ground 名義で、楽しいイラスト画像やキャラクタベースの画像を作成しています。
3D 業界に入ったきっかけは?
Web サイトから Flash ゲームまで、ちょっとした楽しいプロジェクトをコンピューターでよく作っていました。大学では機械工学を学んだのですが、そこで AutoCAD や Solidworks を使った 3D にはまりました。その時に専攻を建築に変え、ほとんどの余暇時間を 3ds Max の学習に当てるようになったのです。
卒業後は幸運なことに、イギリス北部の小さいスタジオ、ArcMedia に入社することができました。
作品のインスピレーションはどこから得ていますか?
いろいろありますが、特に映画、写真、アート、イラストレーションから大きなインスピレーションを得ています。キャラクターやイラストレーションを手掛けるときは、見た人が笑顔になるような可愛くて元気なイメージを作りたいと思っています。
「キャラクターやイラストレーションを手掛けるときは、見た人が笑顔になるような可愛くて元気なイメージを作りたいと思っています」
仕事で気に入っているところは?
問題解決と、新しいソフトウェア/テクニックの学習です。ライティングやマテリアルの作成といったクリエイティブな側面も大好きですが、追い詰められた状態から、そこを乗り越えて解決策を見つけることに快感を覚えます。
仕事で一番苦手なことは?
燃え尽きないようにすることです。小さいスタジオでシニアの役職を務めながら、個人的にも依頼を受けたり、自分の作品を作る時間を見つけるのはとてもハードです。
これまで手掛けたプロジェクトで一番満足しているのは何ですか?
お気に入りのアニメ映画を教えてください。
数えきれないほどありますよ! Laika Studios の作品はほぼすべて好きです。実写と CG のアセットが見事に融合しています。それに昔から Pixar の大ファンで、特に好きなのは「インクレディブル・ファミリー」や「アーロと少年」です。
オートデスクのソフトウェアをどのように使用していますか?
もう 6 年以上、毎日仕事に 3ds Max を使っていますが、本当に手に馴染んでいます。ここ何年か他のソフトウェアもいくつか使ってみましたが、いつも Max に戻ってしまいます。
独特の美を表現しようと努力しているアーティストにアドバイスをお願いします。
私だったら、少なくともいきなりは、ある決まったルックやスタイルを作ろうとはしないでしょう。いろいろ試したり、さまざまなアーティスト/スタイル/メディアに触れる中で、自然に生まれてくるものだと思います。The Stompin’ Ground の作品でも特定のスタイルを目指したことはなく、ここ何年かで自分たちの好みが変わったり、新しいアート/映画/イラストなどを目にするうちに、大きく進化しました。
次に予定しているプロジェクトは?
スキルを向上させるべく、現在はプライベートでポートフォリオの作品をいくつか作成しています。今年は基本に立ち返り、ライティングや合成などの基本スキルを伸ばしたいと思っています。
Dan についてもっと知りたいですか?
本社AREAのギャラリーでは、3ds Max、Maya、Maya Creative、Mudboxなどのオートデスクのソフトウェアを使用したCGアーティストの最高の作品を展示しています。このコラムでは、その中の優秀な作品と作家を日本語にてご紹介します。あなたの作品もアップロードして、AREAコミュニティで共有しませんか?
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