3DCG の夜明け 〜日本のフル CG アニメの未来を探る〜
野口 光一
第二映像企画部 プロデューサー
1965年生まれ、岐阜県出身。1989年リンクス(現イマジカ)、1993年TOPIX(カナダ・トロント)に在籍。1995年からBOSS FILM STUDIOS(米・ロサンゼルス)でリチャード・エドランドに師事し『スピーシーズ』(1995)、『ウォーターワールド』(1995)、『エアフォース・ワン』(1997)のVFX制作を担当。その後、東映アニメーションのVFXスーパーバイザーとして『男たちの大和/YAMATO』(2005)、『デジモンセーバーズ』(2006)、『ハッピーフライト』(2008)、『坂の上の雲(第1部)』(2009)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(2012)、『甲殻不動戦記ロボサン』(2014/10)に参加。『楽園追放』(2014)、『正解するカド』(2017)では、プロデューサーを務める。日本映像学会•日本アニメーション学会•VES会員。
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第15回:吉浦 康裕 氏(アニメーション監督)
日本におけるフルCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回は2016年11月に『機動警察パトレイバーREBOOT』を発表し、多くのファンから喝采を浴びた吉浦康裕氏に登場していただいた。学生時代からCGを使った個人作家スタイルでオリジナル作品を作り続けた吉浦氏。初の「原作モノ」となった本作においてもそれまでの方法論を積み上げ、CGを使った特撮スタ・・・
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第14回:野末 武志 氏(ディレクター、アニメーション監督)
日本におけるフルCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回は2016年7月に公開された3DCG映画『KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV』のディレクターを務めた野末武志氏に登場していただいた。最新作『FINAL FANTASY XV』(以下、『FFXV』)が発売初日に世界で500万本を売り上げるなど、『FF』がワールドワイド・・・
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第13回:月岡 貞夫 氏(アニメーション作家)
今回は東映動画と手塚治虫の虫プロの黎明期からアニメーターとして活躍した月岡貞夫氏にご登場いただく。日本のテレビアニメシリーズの最初期において両社ともにゆかりの深い月岡氏が語るそれぞれのスタイル。いわゆるフルアニメーションとリミテッドアニメーションというそれぞれの表現方法をどのように見ていたのか。またそんな彼の視点から語られる現在のCG表現とは。深い歴史に裏打・・・
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第12回:水島 精二 氏(アニメーション監督)
2014年に劇場公開され、セルルックCGアニメ新時代を切り開く作品のひとつに数えられる『楽園追放 -Expelled from Paradise-』の監督を務めた水島精二氏に登場していただきました。本連載でインタビューアを務める野口光一はこの作品のプロデューサーでもあります。制作を通じて実際にやり取りをした間柄だからこそ、検証できる技術的や制作的なことがらを・・・
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第11回:松山 洋 氏(株式会社サイバーコネクトツー代表取締役社長・ゲームクリエイター)
福岡県・博多に拠点を構えるゲーム開発会社サイバーコネクトツーの社長・松山洋氏にご登場いただきました。同社の開発する『NARUTO -ナルト- ナルティメット』シリーズはマンガ・アニメ的な表現を採り入れたCGで人気を博していますが、そうした制作のスタイルから見たCGとアニメのクリエイティビティに話をうかがいました。
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第10回:瀬下 寛之 氏(監督)
日本のCG黎明期からCM、ゲーム、VFXと活躍し、現在はセルルックCGアニメ『亜人』の総監督を務める瀬下寛之氏にご登場いただきます。初めて公開するという長いキャリアのお話や、台本作成の方法など、多岐にわたる内容と考え方を存分に語っていただきました。
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第9回:堤 大介 氏 (アニメーション監督)
3DCG の夜明け第9回には初監督短編『ダム・キーパー』で世界中の国際映画祭で20以上もの賞を受賞し、アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートも果たした堤大介氏が登場。渡米後に経験したアメリカのCGクリエイティブの様子から、教育や情熱についてまで、多岐にわたって語っていただきました。
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第8回:安生 健一 氏 (オー・エル・エム・デジタル 取締役 R&Dスーパーバイザー)
3DCG の夜明け第8回にはオー・エル・エム・デジタル 取締役 R&Dスーパーバイザーの安生 健一 氏が登場。CG開発のことから映像数学についてまで語ってもらいました。
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第7回:河森 正治 氏 (アニメーション監督/メカデザイナー )
河森 正治氏 (アニメーション監督/メカデザイナー ) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作の未来を探るため、各界の専門家に話を伺う本連載。今回はアニメーション監督であり、メカデザイン、原作、演出、脚本、絵コンテなどでも豊かな才...
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第6回:荒牧 伸志 氏(監督/メカニックデザイナー)
荒牧伸志氏(監督/メカニックデザイナー) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作の未来を探るため、各界の専門家に話を伺う本連載。今回は映画監督であり、メカニックデザイナーでもある荒牧伸志氏にご登場いただく。『APPLESEED』(20...
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第5回:井野元 英二 氏(オレンジ代表/CGディレクター)
井野元英二氏(オレンジ代表/CGディレクター) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作の未来を探るため、各界の専門家に話を伺う本連載。今回は15年以上の長きにわたり、アニメのCG制作を手がけてきた有限会社オレンジ代表の井野元英二氏にご...
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第4回:池田 宏 氏(アニメーション演出家/大学教授)
池田 宏 氏(アニメーション演出家/大学教授) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回は、日本アニメ黎明期の1960〜1970年代に演出家として活躍し、近年は日本大学大学院や宝塚大学でアニメーション教...
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第3回:板野 一郎 氏(演出家/アニメーター)
板野 一郎 氏(演出家/アニメーター) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回はTVアニメシリーズ『超時空要塞マクロス』(1982〜1983年)や、特撮映画『ULTRAMAN』(2004年)などにおけ...
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第2回:江川 達也 氏(漫画家/タレント)
江川 達也 氏(漫画家/タレント) 日本におけるフル3DCGアニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。前回はデジタルハリウッド大学大学院 学長の杉山知之氏に話を伺った。今回はデジタルハリウッドが設立当初より運営する社会人向け専門スク...
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第1回:杉山 知之 氏 (デジタルハリウッド大学・大学院 学長/工学博士)
日本におけるフル3DCG アニメーション制作への理解と振興を目指す本連載。今回はデジタルハリウッド大学・大学院 学長の杉山 知之 氏に話を伺った。同校の前身である株式会社立の専門スクール「デジタルハリウッド」を杉山氏が起ち上げた1994年当時、3DCG の作り手を育成する教育機関は世界的にも珍しい存在だった