カラーマガジン
Doug Walker
オートデスクのモントリオール本社で、カラーサイエンス テクノロジーリードとして活躍するDoug Walkerは、 以前はコダック社モーションピクチャーディビジョンでシニアプリンシパル・カラーサイエンティストを務めていた。 長年に渡りコダック・リサーチラボおよびプロフェッショナルフォトグラフィー&グラフィックアーツディビジョンでカラーマネージメントの研究開発に従事。 ICC (International Color Consortium、国際カラーコンソーシアム)の設立にも貢献している。
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第7回:ディスプレイのカラーガマット(もしくは、色域三角形の解釈の仕方)
今回の「The Color Magazine」では、ディスプレイ装置のカラーガマット(色再現領域)について解説する。ディスプレイ装置の大半は「加法」色再現を採用している。つまり、ブラックから始めて、様々な量の赤色光、緑色光、青色光を加える...
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第6回:異なるイメージステートのイメージビューイングとログからリニアへの変換
今回のThe Color Magazineでは、Inferno、Flame、Flint、Smoke (以下IFFS) 2009 Extension 1ビューイングパイプラインに搭載された新しい機能と、標準的なLOG-TO-LIN(ログから...
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第5回:REDカメラの階調再現
最近デジタルシネマトグラフィが注目されているが、REDカメラほど話題になっているカメラはないだろう。しかし、このカメラとその関連ソフトウェアに関する資料がないため、ポストプロダクションでREDによる素材に携わる者は、ウェブ上のフォーラムに...
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第4回:異なるカラースペースファミリー間での変換
これまでのThe Color Magazineで、カラースペース(イメージステート)の3つのファミリー、すなわちoutput-referred (例:ビデオ)、 scene-referred (例:OpenEXR)、 intermedia...
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第3回:CineonとOpenEXRカラースペース
前号の「The Color Magazine」では、それぞれ違う特徴を持ったカラースペースを理解するためのツールであるイメージステートと、3つのカラースペースファミリー (output-referred, scene-referred,...
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第2回:カラースペースにおける3つのファミリー
昨今、ビデオによる撮影や、ビデオの作業に関わる人にとって面白い時代になってきた。「ビデオ」カラースペースだけでなく、「Logarithmic(ロガリズミック)」と「Raw(ロウ)」のカラースペースでイメージを生成することができるカメラが、...
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第1回:The ASC Color Decision List
みなさんはASC CDLという言葉を聞いたことがあるだろうか。ASC CDLとは、1つのワークフローにおいて、ベーシックなグレーディング情報についてコミュニケーションする方法を提供するものである。記念すべき「The Color Magaz...