Autodesk University Japan 2013

「AU Japan」は、これからの時代に向け、今すぐ役立つ設計やデザインの方向性を「学び」、さらに「交流」の場としてご活用いただけるカンファレンスです。

メディア＆エンターテインメント トラックでは Dreamworks Animation の Ewan Johnson 氏と Psyop, Inc. の Todd Akita 氏の登壇が決定！ 世界のプロフェッショナルの貴重なスピーチが聴けるチャンスです。お見逃しなく！

Autodesk University Japan 2013

Track G メディア＆エンターテインメント

タイトル

アニメーション映画におけるプレビズ
- ビジュアル ストーリー テリング プロセスについての考察 -

概要

このセッションでは、Autodesk Maya にてプレビズを利用して、よりスムーズかつ創造的なワークフローを可能にする方法をご紹介します。DreamWorks Animation（ドリームワークス・アニメーション）製作の最近作を例にとり、デザインとプランニングのツールとして、プレビズを行うことによるメリットを検証します。プレビスにより監督はストーリーのビジュアル素材をよりインタラクティブに扱うことができ、制作者は複雑なアイデアをより素早く構成していくことができます。

時間

[G-1] 13:00 - 15:00 (120分)

スピーカー

Dreamworks Animation
Layout Department
Previz Artist
Ewan Johnson 氏

Ewan氏は、レイアウトアーティストとして「トイ・ストーリー」に参加して以来、Dreamworks Animationでの最新作まで、常にビジュアルストーリーテリングにチャレンジし続けています。「モンスターズ・インク」「マダガスカル」「ヒックとドラゴン」などでプロダクションスーパーバイザーおよびアーティストとして関わる中、多様なビジュアルスタイルを確立。技術開発にも積極的に取り組み、パイプラインの開発、最適化、Mayaのツール開発を実践。さらに、優れたインストラクタとして、スタジオ内外でアートおよび技術に関する講義を行っている。

タイトル

デジタル プロダクションで賢く働くために
-ハードではなく、スマートに-

概要

このセッションでは、プロダクションで利用するカスタム ツールの開発に使える、コンピュータ グラフィックス数学の基本を復習します。デジタル アーティストの大半が数学恐怖症で、クリエイティブおよびプロダクションの問題を時間をかけ、力ずくで解決しようとしています。そうではなく、最短の方法や最も簡単な解決方法を学ぶことに時間を費やすこともできます。このクラスでは、モーション グラフィックスから 3D コンポジットまで、扱うメディアを問わず、ビジュアル アーティストを対象に、アートの幅を広げ、プロダクションに関連するさまざまな課題を解決するために賢く数学を利用する方法を示します。目前の問題をスポットで解決する場合にも、プロダクション全体にわたるソリューションを構築する場合にも役に立ちます。数学の概念を分かりやすく説明し、たとえば、アニメーション、シミュレーション、レンダリング、コンポジットなどといった、Psyop の現実のプロジェクトで利用されている例を示します。出席者の方々は、このクラスで得た知識によって、同様の概念を自社のプロジェクトに応用し、同様の成果を得られるようになります。

時間

[G-3] 15:30 - 17:30 (120分)

スピーカー

Psyop, Inc.
3D CG
Senior Technical Director
Todd Akita 氏

Psyop 社の創業メンバーの一人であるトッドアキタ氏は、限られた人数で技術的な問題を解決するために、クリエイティブ ソリューションの開発を担ってきました。 アートとテクノロジーを融合させたプロジェクトを多く手掛けるPsyop 社において、トッド氏の芸術面のバックグラウンドは高く評価されています。Psyop 社の成長に伴ってトッド氏の役割も発展した現在、彼は自分自身を「アナログのアーティストたちが制作に使う素材を学習したように、ビジュアル アーティストは数学を使ってツールを作成する方法を習得できる」ことの証しだと考えています。