
映像からキャラクターモーションをAI生成!
Autodesk Flow Studio(旧称:Wonder Studio)は、Autodeskの一員であるWonder Dynamics社が開発した高度なクラウドベースのAI 3Dツールセットです。
これにより、現実の映像を複雑な設定なしで完全に編集可能なパイプライン対応のCGシーンに変換できます。
モーションキャプチャデータ、カメラトラッキング、アルファマスク、クリーンプレート、キャラクターパスなどの重要なエクスポート要素を自動的に生成し、Autodesk Maya、Autodesk 3ds Max、Blender、Unreal Engineなどの3Dツールで使用するために書き出すこともできます。
主な特徴
分かりやすいUI!簡単な操作!
Flow Studioからモーションを書き出す作業は非常にシンプルで簡単です!
[映像をアップロード]→[スキャンを実行し、映像内の人物を特定]→[割り当てるキャラクターを選択]→[書き出す要素等を指定して書き出し]
たったこれだけの作業で映像からキャラクターのモーションを書き出すことができます。更にもう少し詳細に作業したい場合は、キャラクターのスケーリングや配置する位置などを調整することもできるうえに、自分で作ったキャラクターをFlow Studioにアップロードして使用することもできます。
AIを活用したモーションキャプチャ
映像から詳細なモーションを取得することは非常に難しいことですが、それを実現しているのがFlow Studioに搭載されているAI技術です。
Flow StudioのAIモーションキャプチャ技術は、高度なキャラクターボーンのリターゲティングとアニメーション生成を行い、それにより映像に映る人物の動きをシームレスにキャプチャできます。
また、目や口といった顔の表情をキャプチャする機能や、体の一部/全部が隠れた状態の映像から、隠れている部分のモーションを予測する機能も備えています。
豊富な書き出し要素
一口に「モーションキャプチャ」と言っても、Flow Studioではそれに関連する多くの要素を書き出すことができます。
【Flow Studioで書き出せるもの】
- 合成映像:元の映像にアニメート済みのCGキャラクターを合成した映像ファイル
- Mocap:キャラクターのモーションのみを書き出したファイル
- 3Dシーン:Maya、Blender、Unreal Engine、USDなどの3Dシーンファイル
- クリーンプレート:元の映像から人物を削除した映像ファイル
- カメラトラック:元の映像をもとにトラッキングされたアニメート済みのカメラを含む3Dシーンファイル
- キャラクターパス:アニメートされたCGキャラクターのみ(背景は透明)の連番画像ファイル
- アルファマスク:元の映像に含まれる人物をマスキングした連番画像ファイル
など...
Flow Studioを始めるには
Flow StudioはAutodesk Storeの製品ページから、もしくはオートデスク認定パートナーを通じて購入することができます。
また、Flow StudioはM&E Collectionにも含まれているので、単体で購入するかCollectionを購入して使用するかを選ぶことができます。
※購入するプランによって使用できる機能や購入方法などが異なる場合があります。詳細はFlow Studioの製品ページをご確認いただくか、オートデスク認定パートナーまでお問い合わせください。(M&E CollectionにはPro版のFlow Studioが含まれます。)