Autodesk University Japan 2016
製造、建築、土木、メディア&エンターテイメントなどの業界において、業務に役立つ情報を「学び」、さらに参加者の方々が「交流」の場としてご活用いただけるカンファレンスです。
AREA JAPANをご覧いただいている方は、参加費50%オフ!
一般15,000円→7,500円になる下記コードをAutodesk University Japan 2016の登録フォームにてご入力ください!
AREA JAPANサイト専用特別割引コード: 9010006
メディア&エンターテイメントでは、以下の4つセッションを予定しています。
Track A メディア&エンターテインメント セッション
- A-1 【Part 1】Weta Digital による 映画「ホビット」VFX メイキング講習会
- A-2 【Part 2】Weta Digital による 映画「ホビット」VFX メイキング講習会
- A-3 【Part 1】欧米伝統マル秘アニメーション術 ワークショップ
- A-4 【Part 2】欧米伝統マル秘アニメーション術 ワークショップ
A-1 / 13:30~14:20 (50分) | A-2 / 14:50~15:40 (50分)
Weta Digital による 映画「ホビット」VFX メイキング講習会
1000人以上のアーティストを抱える大きな制作会社 Weta が、どの様にして巨大な VFX映画を統括し完成させているのか。映画ホビットを中心に巨大なチームのその制作の始まりから納品までの道のり、パイプライン、コミュニケーションの形態を説明する。またライティング、シェーディングを中心に最終的な絵作りのための Weta Digital のディテールへの攻め方を説明する。
※【A-1】と【A-2】は連続した講義になるため、両方を続けて受講されることを強く推奨いたします。
スピーカー
Weta Digital
ショット、ライティング シニアテクニカルディレクター
多田 学 氏
大学卒業後ロサンゼルスのデジタルドメイン社に勤め、エフェクトやライティングでアイロボットやデイアフタートモローの映画制作に参加。のちニュージーランドのウェタデジタルに転職しキングコング、アバター、ホビットに参加。現在に至る。
モデレーター
株式会社GUNCY'S
代表取締役社長
野澤 徹也 氏
A-3 / 16:10~17:00 (50分) | A-4 / 17:30~18:20 (50分)
欧米伝統マル秘アニメーション術 ワークショップ
複雑なシルエットになりがちな人体のアニメーションにおいて、手、足、頭などをシンプルに捕らえることで視聴者にとって魅力ある絵を作り上げる方法についての解説が行われます。特別秘伝でもないのに説明される機会が少ないためにあまり知られることの無いアニメーションの基礎を公開!欧米のアニメーションインダストリーが共通言語として使用するテクニックをシンプルな錠剤タイプのキャラクターと人型のキャラクターを使うことで、誰でも分かりやすく、明日から生かせる知識を公開いたします。
講義で使用したスライド、アニメーションを行ったファイル(Autodesk Maya形式)は Autodesk University Japanサイトにてダウンロードしていただくことで、受講後に再度個人で確認して頂くことが可能となります。
※【A-3】と【A-4】は連続した講義になるため、両方を続けて受講されることを強く推奨いたします。
スピーカー
Blizzard Entertainment
シネマティックアニメーション シネマティックアニメーター
小池 洋平 氏
ブリザードエンターテイメントにてシネマティックアニメーターとして勤務。関連作品はオーバーウォッチ「DRAGONS」「HERO」。アニメーションにおける重要な基礎を初心者にも分かりやすく説明することを目的としたブログを運営し、そこで集めた声を元にアニメーションオンラインスクール AnitoonAcademiaを開設、運営中。
おすすめセッション
特別講演1: 9:50~12:20
Life reverse engineering for augmented Human
人類の能力を拡張するリバースエンジニアリング
医療技術の進歩により、マイクロレベルで人体の可視化が実現した。医用画像情報は、CT や MRI を代表とするハードウェアと撮像方法および解析ソフトウェアの技術革新によって、あたかもリバースエンジニアリングのように、生体の 3Dボリュームデータからポリゴンモデルへの解析までが容易かつ迅速に行えるようになった。これらを利用して仮想現実 (VR) や 3Dプリンタによる臓器立体モデルの造形なども広く医療現場で活用され、手術シミュレーションや治療支援、医学教育などにも利用されている。ヘッドマウントディスプレイによる 3D VR や 3D立体視、プロジェクションマッピングやホログラムなどにより、まるで患者体内に没入したような感覚を得られ、あらゆる情報を直感的に扱えるようになった。 さらに可視化の先の可触化技術によって、3Dプリンターが臓器形状を立体的に再現し、生体の質感まで再現し触覚を得ることができる技術、Bio-Texture ModelingⓇ を開発した(特許)。触感のあるシミュレーションとトレーニングは、従来不可能であった医療行為での失敗や危機感をあらかじめ繰り返し正確に再現できるため、繊細な医療技術の習熟に大きく貢献している。 このような個別の生体情報を利用したオーダーメイド医療は、CAD/CAM技術と非常に親和性が高く、患者個別に対応した医療機器開発や、義肢製作におけるデザインにも既に活用されており、医療と健康の境界は既に解放されているのである。 テクノロジー自体が生態系のように進歩する中で、人類も自らの能力を拡張しながら進化する生態系を持つのである。
スピーカー
医師・医学博士
神戸大学大学院医学研究科 特務准教授
杉本 真樹 氏
神戸大学大学院医学研究科 特務准教授。株式会社Mediaccel 代表取締役。 外科医師、医学博士。帝京大学医学部卒業後, 国立病院機構東京医療センター外科、米国カリフォルニア州退役軍人局パロアルト病院客員フェローを経て現職。帝京大学医学部医療情報システム研究センター客員教授, 千葉大学フロンティア医工学センター特別研究准教授を兼任。 医用画像診断、手術支援システム、3Dプリンターによる生体質感臓器造形など医療・工学分野での最先端技術の研究開発や、医療機器開発、医工産学連携, 医療ビジネスコンサルティング, 知的財産戦略支援, 科学教育, 若手人材育成を精力的に行っている。 2014年 Apple社Web にて世界を変え続けるイノベーターに選出。また医療・教育・ビジネスなどの多分野にてプレゼンテーションセミナーやコーチングを多数開催。各地の TEDxイベントにてスピーカー及びコーチングを行っている。TED Translators 登録翻訳者。
イノベーショントラック: D-1/ 13:30~14:20
Stopmotion Robotics
"Stopmotion Robotics"と称して Maya と KUKA lbr iiwa というロボットアームを連動させてストップモーションアニメのオーサリングと撮影のデモを会場内で展示しています。Maya でバーチャルな 3D空間内でのレイアウトやアニメーションをオーサリングして、その情報をロボットアームに送り、ロボットアームをコントロールして実世界での撮影を行っています。こちらのデモの構想段階から演出、Maya とロボットアームをリンクするテクニカルな部分などのメイキングについて、コンセプトとシステム構築、演出までを手がけたチーム Stopmotion Robotics の二人がご紹介します。
スピーカー
ストップモーションロボティクス
谷口 直嗣 氏
CGスタジオの R&D部門勤務を経て独立、コンソールゲーム、インタラクティブ展示、スマートフォンアプリの企画開発を行う。業界横断的に 3D技術を使って仕事をすることを積極的に進めている。CGスタジオにてゲームエンジンを使った映像制作の仕組みを開発などを行いつつ、ロボットアプリケーション開発には CG やゲームのテクノロジーを使っている。
〒105-8563 東京都港区芝公園4-8-1