チュートリアル
Mayaにゲームエンジンを組み込んでみよう!~効率的なアセット製作環境を目指して~
ガンバリオンでは自社ゲームエンジンをプラグインとしてMayaに統合しており、それによってMayaのビューパネル上でゲームに近い見た目の状態を確認しつつアセット製作を行える環境を整えています。このコラムでは、このプラグイン開発から得られた知見をもとに、Mayaにゲームエンジンを組み込むことを目標として、Mayaのレンダリングのカスタマイズ方法や、Mayaとゲームエンジンとのインターフェースなどについて、3~4回に渡って紹介します。
森下 宏樹
株式会社ガンバリオン
テクニカルチーム エンジニア
テクニカルチーム エンジニア
鹿児島にて悠々自適な学生生活を満喫後、2010年にガンバリオン入社。 いくつかのタイトル開発を経験したあと現在のテクニカルチームに配属され、主に自社エンジンのグラフィックス部分の設計・開発、DCCツールのプラグインサポートなどを担当しています。
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第4回:Mayaとゲームエンジンのインターフェースを作ろう
前回はMayaのレンダラのカスタマイズについて見てきましたが、今回はMayaから描画に必要となるデータを取得し、ゲームエンジンに渡すインターフェース部分について見ていきたいと思います。
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第3回:レンダラをカスタマイズしよう!
今回からは内部処理の詳細について見ていきたいと思います。実装の詳細に関しては前回紹介した公開中のインターフェースプラグインに沿って行っていきますので、前回の記事を参考にソースコードを確認できる環境を手元にご用意ください。
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第2回:プラグイン製作事始め
実際にプラグインの作成方法の解説に入っていきます。Mayaのプラグイン自体はC++、Python、.NETなどいくつかの方法を取ることができますが、現在多くの場合ゲームエンジンはC++を使って作成されていると思いますので、エンジンが素直に組み込めるC++におけるプラグイン開発についてお話していきます。
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第1回:ゲームエンジン組み込みのススメ
ガンバリオンでは自社ゲームエンジンをプラグインとしてMayaに統合しており、それによってMayaのビューパネル上でゲームに近い見た目の状態を確認しつつアセット製作を行える環境を整えています。このコラムでは、このプラグイン開発から得られた知見をもとに、Mayaにゲームエンジンを組み込むことを目標として、Mayaのレンダリングのカスタマイズ方法や、Mayaとゲー・・・