営業担当
取引先(製造メーカー)に3DCG制作をプレゼンテーションした席上にプロダクトデザイン部の方が同席されていました。
聞くところによると、製品デザインは『モックアップ』と呼ばれる模型を何度も制作するそうです。その模型は100万円~200万円と高額なため、3DCGを利用したバーチャル検討を導入して、このコストを削減したいとのこと。
当初は販促用ビジュアルの3DCG制作を目的にしたプレゼンでしたが、デザイン検討用のビジュアル制作も受注することができました!
「デザイン検討から販促用まで、一貫して3DCGでビジュアル制作ができるといろいろと便利になりそうですね」と評価されました。
3DCGでビジュアルを制作する技術は販促用だけでなく、製品検討用にも利用されています。従来の検討用モックアップ
と同じように素材や色が検討できるためには、高いリアリティが必要です。
そして特に最終検討用のビジュアルは品質が高く、ハイエンドな3DCGが求められています。
特別な設定も不要で、高品質なポリゴンデータに変換できる。
制作担当
CADデータを利用して広告写真を制作するには、CADデータを3DCGデータに変換する作業が必要です。しかし私たちの会社にはCAD変換作業のノウハウが無いため、変換手法を探ることから始めました。
調査の結果、CADデータを変換するには、「変換に適したソフトウェア」と「適切な作業手順」が必要なことがわかりました。また、CADデータの種類や変換ソフトによって変換結果が変わり、変換後の3DCGデータに問題が起こることがわかりました。
いろいろな変換ソフトを購入して試しましたが、結果はどれも異なるのと、ソフトによっては複雑な操作を覚える必要があるものもあり、非常に苦労しました。そんなとき、リアルタイムレンダラーと呼ばれるソフトには変換精度の高いものあると聞き、そのひとつのAutodesk® Showcase® を試したところ、変換後のポリゴンの形がきれいで問題が少なく、操作も数回メニューを選ぶだけで簡単なことがわかりました。そこでCAD変換については、Autodesk Showcase を使ったワークフローを組むことに決定しました。
Autodesk Showcase は製品開発を支援する「リアルタイムレンダラー」と呼ばれるソフトウェアです。製品開発時にはいろいろな色や質感を検討する必要があり、Showcase はリアルなシミュレーションを素早く行うことができます。この検討を行うためにはCADソフトで制作された形状データをポリゴンデータに変換する必要があるため、Showcase には優れた変換エンジンが搭載されています。 そして変換されたポリゴンデータは、Autodesk® Maya® , Autodesk® 3ds Max® で利用することができるので、CAD変換ソフトとしても広く利用されています。