宣伝担当
外壁タイルや床材などの建材は、製品だけを見せてもお客様にはなかなかよさが伝わりません。わかりやすく伝えるには「イメージが伝わる施工事例」が一番です。ですので実際に建材が使用された施工例の撮影をしたり、イメージに近い物件を撮影して製品を画像合成して、カタログやイベントでの配布物、営業資料に利用しています。
しかし新たに必要な写真は新製品がほとんどで、新製品を使用した物件などはもちろんありません。施工事例のイメージを作成するには画像合成しか方法がなく、手間とコストが大きな負担でした。
そこで新製品の施工事例イメージを3DCGで制作する方法に切り替えました!これまでは苦労していた、イメージに近い物件探しと、その物件写真と製品のスタジオ撮影とを合成しやすくするためのアングル・照明合わせがなくなり、手間とコストが削減できました。その上、これまで撮影時には手配と現場立ち会いのためほかの仕事が全く手につかない状態でしたが、3DCGに切り替えることでイメージ作成がメールやプリントチェックで済むため、販促や営業に関する調整や実施などを行うことができ、早いタイミングで販促活動ができるようになりました。
3DCGへ切り替えた結果、「イメージが伝わる施工事例の作成」と「早いタイミングでの販促の実施」という効果が現れ、お客様からは同じように見えてしまっていた競合他社製品との差別化を実現してくれました。
建築業界の3DCG利用は非常に盛んです。これまで設計検討や不動産広告に利用されていた『写真制作技術』は【建材や住宅設備等の販促活動】に利用することができます。
まだ竣工していない住宅やビルの画像制作だけでなく、屋根材などの高所で利用される建材をわかりやすく見せるために、空の上から見たアングルでの画像作成も可能です。
画像合成技術と一緒に利用すれば、建材の差し替えなども容易に行うことができるので、効率アップだけでなく、これまではコストがかかるために制作しなかった「製品バリエーションごとの施工事例」も制作可能になります。
宣伝担当
次のカタログ制作用の撮影手配が始まります。まずは今回の製品イメージにあった魅力的なセットを作るために、プロダクトデザイン部と打ち合わせ。イメージを固めて設計士さんやインテリアコーディネーターさんに依頼。最後にこのイメージを3DCGプロダクションに渡してビジュアルの制作開始です。
今回から撮影を3DCGに切り替えました。 従来のセット費用やスタジオ費用を気にすることなく自由に「魅力的な空間イメージ」を作ることができます。しかもスタジオでの拘束から解放され、 製品やセットの運送設置/廃棄/保管費用もかからないのでエコロジーです。
完成したカタログでは、広くて開放感あふれる空間、スタイリッシュな狭小空間、木材をふんだんに使ったロハスな空間など、製品や購買層にマッチした空間が従来より低コストで実現できました。
3DCGは住宅の外観/内観のイメージが、写真と変わらない品質にまで高まっています。 硬質な素材、柔らかな布地、観葉植物、柔らかな光など、多くのものがリアルに表現できるようになりました。背景のセット部分だけでなく、製品もCADデータを利用することで3DCG化できます。