設計業務の効率化のために3DCADの導入が検討されていましたが、先日「Autodesk Revit」が導入されました。
Revit 自体がレンダリング機能を持っているので、従来ならCGパースをおこさないと目にすることが出来なかった外観が、設計の初期段階から見えるようになりました。
施主提案や社内検討時での利用が増えましたが、そうするとレンダリング時間の増加という問題が起こりました。そこで Revitのデータを 3ds Max に渡してレンダリングしたところレンダリングの時間が大幅に短縮されました!より多くの案件での提案や提案直前でも対応が出来るようになり、提案力が高まりました。
以前と変わらずコンペや重要な決裁時には外部制作会社にCGパースを依頼しますが、制作会社の多くが 3ds Max を使っているのでデータがスムーズに渡せます。以前は行っていた制作途中のモデリングデータの確認や、足りないデータや資料の受渡しが少なくなりました。また自分たちで制作したパースを渡すことでイメージも伝わりやすくなり、打合せ時間も減らせました。設計士として一番重要な設計業務に集中できるようになり、設計品質の向上が図られるようになりました。
Autodesk製品間ではデータロスと無駄な手間が起こらないようにデータ互換性を高めています。FBXというファイル形式に書き出して、利用したいソフトで読み込むと多くの情報を引き継ぐことが出来ます。Revit から 3ds Max へは「3Dモデルデータ」「質感設定」「カメラ設定」等をそのまま引き継ぐことが出来るので、データ損失もなく、お互いの意識疎通がスムーズになり、無駄な作業を減らすことが出来ます。