WHY 3DCG? -3DCGを導入する企業の声

Film & TV 業界編
CASE01:カナバングラフィックス

Posted: 2017.07.10

3DCGは最も自由にイメージをカタチにできる道具だ

2004年にフリーランスのCGデザイナーだった富岡 聡氏を中心に設立されたカナバングラフィックスは、作品の原案から企画、脚本、絵コンテ、キャラクター・背景デザイン、CGアニメーションまでトータルに手がけることのできる稀有なスタジオだ。

元々、富岡氏が個人制作で手掛けた特徴的なアニメーションに惹かれた個性豊かなアーティストが集まって出来上がってきた同社。創業当初からMV・TV番組のOPなど中心に、個性的な作品を実績を多数残してきた。そして、2006年には初のオリジナルシリーズアニメーション『ウサビッチ』を手がけ、ユニークな世界観やキャラクター設定は幅広い層の人気を得た。2009年にはオリジナルコンテンツ『やんやんマチコ』を自社プロデュースで配信しグッズ展開などライセンシングビジネスも展開。2017年3月には、スペースシャワーTVで新作アニメーションシリーズ『イナズマデリバリー』がスタート。その勢いはとどまるところを知らない。

『イナズマデリバリー』/原作・脚本・絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当
©INAZMA Project

『USAVICH ZERO』/原作・脚本・絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当
©2017 Viacom International Inc. All Rights Reserved.

『やんやんマチコ』/絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当 ©T.Nishimura/KANABANGRAPHICS.

『やんやんマチコ』/絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当
©T.Nishimura/KANABANGRAPHICS.

『LINE ぷるぽん アニメーション』/脚本・絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当 ©LINE Corporation/ KANABAN GRAPHICS

『LINE ぷるぽん アニメーション』/脚本・絵コンテ・デザイン・美術設定・監督・CG制作を担当
©LINE Corporation/ KANABAN GRAPHICS

そんな同社のクリエイティブを支える3DCGの利点について富岡氏に伺うと、「表現自体には制限がなく、お客さんに楽しんでもらうためにイメージしたものが自由に作ることができる」点を挙げる。「もちろん、コストや時間には制限はありますが、何を優先するのかを決め、プリプロダクションで全てを固め、ワークフローを工夫して制作をすれば、限られたリソースの中でもお客さんに楽しんでもらうことが出来ると思います」と補足する。

▲『イナズマデリバリー』に登場するキャラクター達のコミカルな動きは
カナバングラフィックスがMayaで独自に開発したリグシステムによって実現している。
ヘミングウェイの全身を動かすリグ。キャラクターが可動するジョイント部分にそれぞれリグが仕込まれている。アニメーターはこのリグを調整しキャラクターに動きを与える。

▲『イナズマデリバリー』に登場するキャラクター達のコミカルな動きは カナバングラフィックスがMayaで独自に開発したリグシステムによって実現している。 ヘミングウェイの全身を動かすリグ。キャラクターが可動するジョイント部分にそれぞれリグが仕込まれている。アニメーターはこのリグを調整しキャラクターに動きを与える。

リグの適用例。胴体全体と頭部にスクワッシュと呼ばれるギュッと形状が潰れるようなアニメーションが適用されている。

リグの適用例。胴体全体と頭部にスクワッシュと呼ばれるギュッと形状が潰れるようなアニメーションが適用されている。

一方で「気を付けなければならないのは、3DCGだけでは何も武器にならないという点です。自分達のクリエイティブや技術が最終的にどのような形でお客さんに楽しんで貰えるのか考えることが重要です。日本のCG業界は3DCGデザイナーが3DCGデザイナーにとって素晴らしい3DCGを議論しているように見受けられます。そのような内向きの考え方ではなく、ITや食品やスポーツや雑貨などの他業種の動向にもしっかりと目を向け、お客さんに楽しい、素晴らしいと思ってもらうために自分達が何が出来るのか考え続けて行きたいと思います」と語る。
"最も自由な表現手法"である3DCGは、今後様々な業種とのコラボレーションを進めることにより、その価値を増大させることができそうだ。

カナバングラフィックス

カナバングラフィックス

http://www.kanaban.com/
Q1会社概要について教えてください(業務内容や強み特徴など)
オリジナル作品を長く作り続けているスタジオになります。原案、企画、脚本、絵コンテ、キャラクターデザイン、背景デザイン、CGアニメーション、全てを担当し、クオリティの高い作品を世に送り続けています。
Q2メインで使用しているオートデスクの3DCGツールについて、また同社の3DCGソフトウェアを使用し続ける理由について教えてください。
Mayaをメインに使用しております。拡張性が高く、社内ツールと連携が取りやすいというところに大きなメリットを感じており、また、お取引のある企業様もMayaを使っていることが多く、対外的にもやりとりがスムーズに進むのも良いところです。
Q3今後の目標について教えてください。
今までにない新しいクリエイティブを生み出し、世界に向けて発信していきたいと思います。またクリエイティブのみではなく、ビジネスも提案が出来るプロダクションを目指します。

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