3DCGとは What's 3DCG?

3DCGとは?

text by 山本 健介
Posted: 2017.04.21
Update: 2017.04.25

3DCGって聞いたことあるでしょ?

3DCGって聞いたことあるでしょ?

今はもういたるところで3D3Dと聞くと思うし、実際見たり触ったりしているはずですが、ほんとはそれがどんなものなのかってよくわかっていない~って人多いですよね?
なんだか難しそうだったり、高そうだったり、趣味にするにも仕事にするにもハードル高そうに思えたりしているのではないでしょうか。見てるのはいいけど自分で作るなんて怖いなぁとも思っていたりしませんか?
でも、実は割とみんなもういろんな場面で3Dしちゃってる人もまた多かったりします。
あらためて3DCGがどんなものなのか知ってみたくないですか?
だまされたと思ってちょっと覗いていってみませんか?
文体がいい加減すぎて逆に不安になるかもしれませんが、中身はガチの本格派なので、その触感の差も楽しんでいっていただけたらと思います。
では早速、ちょっとその3DCGの扉開いて覗いてみましょうか。

のぞいてみましょう

3DCGってなに?

ではまず順番にCGからいってみましょう!!
ざっくり言ってしまえば、CG=コンピュータグラフィック=パソコンで作る画のこと!!
ざっくりすぎるかと思いますが、大きく捉えるとこんな感じです。
CGっていうと3Dというイメージを持つ人もいますが、それだけじゃなくて多彩な2D的な処理も含めて全部CGって思ってもらったほうが、区別をつけながら考えられていいかもしれません。
さて、そんなことを言っている間に、すでに2Dなんていう言葉も出てきました。3DCGの話をするのに、その3とかDとかがなにを指しているのかちょっぴりとだけお話してみましょう。
固い話は抜きにして、3はそのまま数です。だから2Dの2も単なる数。何の数なのかは少々お待ちを。
そして、次がDのほうなのですが、これはディメンションの略というか頭文字ですね。これは、方向をあらわしています。単に訳すと寸法とか出てきますし、本当は次元~なんていう話にしないといけないのですが、ここはシンプルに方向にしてしまいます!!
というわけで、方向とその数を表していたのがさっきの2Dや3Dというものの正体です。
例えば、あんまり使わないのですが、0Dは方向がない状態なので点です。そこからまったく動けない。そんな世界。嫌だけどシンプルで美しいですね。

0D

で、1Dはひとつだけ方向が与えられたもの。一直線上を行ったり来たりは出来るけれど、この線の上から落ちることは許されないから、出来ることは行って戻ることだけ。長さを図ることくらいは出来るでしょうか。

1D

そして、ようやく2Dの話に戻ってきました。これは2つの方向が与えられた状態なのですが、少々条件があって、二つの方向は、お互いが垂直に交わってることになります。縦と横や、前後左右などです。
別の言い方をしてみましょうか。2Dというものは、平面とも言い換えられます。物理的に立体なことはちょっと横に置いといて、紙の上の文字や絵、ディスプレイの中に表示されているものたち。それらは2D(平面)の世界にいるということになります。そして、その範囲内で自由に平面上を動き回れるわけなのです。ディスプレイ上のマウスカーソルとかの動きもそうで、平面上を平面的に自由に動けるということになります。

2D

そしてそして、やっと3Dにたどり着きました。3つの方向です。それぞれが垂直に交わります。紙や建築設計的に考えると、前後左右の平面にさらに高さが加わった状態。ディスプレイ的に考えると、縦と横に奥行きが加わった状態。こうなったことで、空間上のどこにでも移動ができるようになりました。これが3Dの世界。見渡す空間どこにでもいけるようになるわけです。

3D

ここまでは空間そのものの話をしてしまいましたが、目の前にあるなにかも2Dか3Dかで変わってきます。
絵や写真は2Dだし、フィギュアは3Dだということになります。
四角は2Dだし、立方体は3Dだし。
ドット絵は2Dで、ポリゴンモデルは3Dとか。
CGの場合は、2Dにしても3Dにしてもほんとうはそこにものがあるわけではない仮想の空間や物として作られていきます。

ポリゴンという言葉を聞いたことがありますか?ポリゴンとは小さな板だと思ってください。この板を大量に集め、並べていくことで形を作っていったものが3DCGのモデルです。ポリゴンの数はそのとき扱っているものによって千差万別ですが、文字通り何千、何万から何百万までの板が集まって形を作っていっています。数字を聞くとなんだか大変そうですが、作るほうはそれほど意識しなくても大丈夫なので安心してください。

ポリゴン

さらに、今の一般的な作業環境が2Dのディスプレイの中にあるので、3DCGといっても見ているものは2Dでしかないのですが、そのディスプレイという2Dの窓を通して、3Dの世界を頭の中に描きながら作っていくのが3DCGの世界なんでしょうね。

3DCGってどこにあるの?

さて、そんな3DCGですが、どのくらい今の生活の中に入り込んでいるのかイロイロ周りを見渡してみましょう。例えばこれから3DCGでの仕事を志すとして、それでなにができるのか、なにが3DCGでできているのかを知っておくのは悪くないですよね?

まずここではエンターテインメントの分野での3DCG利用を考えてみましょう。映像の分野ではかなり3DCGの出番は増えています。
もうずいぶん前から、テレビのバラエティーでさえもタイトル画面やなにかの説明動画なんかでは積極的に利用されていますね。
映画でもずいぶん前からちょっとずつ使われていましたが、90年代中盤からはエンタメ性の高い映画では使うのが当たり前になりました。

ありえないもの、ありえない出来事

ありえないもの、ありえない出来事をそこに映し出してみせることが3DCGの得意技でした。

ありえないもの、ありえない出来事

しかし今ではそんな派手な利用とは限らず、今そこにないものをそっと補完していたりという使い方も含めて、まったく使わないという映画が珍しい(ちょっと乱暴ですかね?)くらいになってきています。

映画館

アニメーションでも3DCGはかなり多くなってきました。海外のアニメーション映画はフル3DCGの作品がほとんどになってしまいましたし、国内のアニメ作品でもまずは背景やメカを中心に3DCGで描かれるようになり、ここ最近ではキャラクターも3DCGにした作品も急激に増え始めました。

3Dで作ったキャラクター
3Dで作ったキャラクター

このようにして普段から観ている映像の中には、かなり3DCGが入り込んでいます。意識をするしないに関わらず、自然と目にしているのではないでしょうか。

さらにゲームに関しては、乱暴に言ってしまえばまず全てがCGです。そのうち3DCGに関してはハードの刷新や進化によって盛衰がありますがハイエンド機は3D中心、スマートフォンなどでは3DCGで作られたゲームもかなり増えています。

3Dで作ったキャラクター

なので、実はみなさんなんだかんだと3DCGに直接触れていると思うのです。3DCGのキャラクターを動かしたり、3DCGの舞台の中を移動したり、VRを利用して3DCGの世界を見渡したりです。

VR体験中

ゲームのマインクラフトに至っては、モデリング(形を作ること)までしているわけですから、実は皆さんの中で3DCG制作の下地は自然と整っているんじゃないかと思います。

3DCGってどうやってつくるの?

それでは、実際どうやって作るのかというと、まずは3DCGのソフトを起動します。
いろんな種類の3DCGソフトがありますが、これらのソフトが必要になります。
それぞれややこしそうなインターフェースがお出迎えしてくれますが、やることの流れはほぼほぼ一緒です。

最初はモデリングといって3Dのモデル、形、を作っていきます。単純なものから複雑なものまでイロイロありますが、なんにも形がないと始まらないので、普通はここからスタートです。

モデリング
リギング

映像基準で考えたら、作ったものの配置が次に来ます。カメラを置いて構図を決めて、照明をあてて、モデルを立たせて・・あれ?CGの話だったよね?というくらい普通の撮影のお話と似ています。そう、3DCGの空間を使って撮影を行うというイメージですね。

撮影中
撮影中

あとはそこでモデルにどんなお芝居をさせるかというアニメーションの作業です。場合によってはカメラも一緒に動いてあげます。

モーション

全部準備できたらレンダリングという工程が入るのですが、これはイメージしづらいかもしれませんね?CGと限らずアニメーションは、結局パラパラ漫画を再生して動いているように見せているようなものなので、一枚一枚の絵を作っていかないといけないのです。

レンダリング

その一枚一枚を作ってもらうのがレンダリングと言いますが、これをすることで3DCGの画像がようやく出来上がってきます。
最後はこれをコンポジットという別工程で様々な素材と一緒にして合成したり、いろんなエフェクトかけたりしてかっこよく仕上げます!!
最後のコンポジットは3DCGじゃないのですが、ここまで含めて画が完成していくというイメージです。
もう一度まとめると、作って並べて、撮影(レンダリング)して、レタッチ(コンポジット)したら出来上がり!!です。
ほら、なんか出来そうな気がしませんか?

3DCGといえばAutodeskってどういうこと?

そんな3DCGの世界ですが、このオートデスクでは世界中で使われている3DCGのツールを2つもリリースしています。Autodesk MayaAutodesk 3ds Max の2大巨頭がそれにあたります。オートデスクのページでカッコイイキャラが相対している Maya Man と Max Man がそれらの擬人化ですね。

Maya man と Max man

この2つのソフトは、世界中の映像業界、ゲーム業界では当たり前のように使われていて、ほとんどの会社がどちらかまたは両方を扱っていたりします。なのでそれを教える学校などでもこれらを教えているケースが大半だと思います。

リグ

体験版も用意されているので興味のある人はダウンロードしてみると、1ヶ月は使えてしまいます!!さらに学生の皆さんには学生版が無料提供されていますので、学生でいる間はお金をかけることもなくみっちり勉強できます!!

0円

今後、コラムのほうでは 3ds Max を使用して初心者向けの3DCG講座を展開していきますが、操作方法はともかく基礎となる考え方はどちらのソフトも、共通ですので勉強するにはどのソフトから入っていくのもアリです。

ついつい文章で長く書いてしまうとやはり難しいんじゃないかと思われてしまうかもしれないですが、まずはだまされたと思って触ってみてもらえたら嬉しいです
それでも二の足を踏むのであれば、まずはコラムのほうを覗いて見てください
ほんとに怖くなくなると思いますよ。

さぁ。
ディスプレイという入り口を通って、広大な3DCGの世界に入っていってみてください!!

広大な3DCGの世界へ
山本 健介

山本 健介

有限会社オレンジ(フリーランス)

ゲーム会社設立と同業界でのCG制作を経て、98年にフリーランスに。99年の「ガメラ3」より、映画のVFX中心の制作を行うようになり樋口真嗣監督作に多数参加する。2015年の実写版「進撃の巨人 前後編」を最後に足場を変え、現在は有限会社オレンジに参加してアニメのCG表現(主にエフェクト)を研究中。本業と平行してバンタンゲームアカデミーで3ds MaxやAfter Effectsでの映像表現の講師なども務める。ちなみに本コラムのメインキャラクターの女の子のお腹に描かれているのは3ds Maxのアイコンイメージ。連載当初はグルグルだったが、今は3になっている。

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